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はあもノート
2020年4月 5日
スミレの花が沢山咲いたよ
2020年4月 3日
南野川ふれあいの森で今年目立つのは、
スミレの花が多くなったことです。
倒木や枝折れの大木の処理が進み、
森の中が明るくなったことが影響して
いるのでしょうか。
これからどんな山野草が顔を見せて
くれるのか、ワクワクしています。
今回のブログは、タチツボスミレのほか、
ノゲシ、タンポポ及びアカメガシワの
芽吹きの紹介です。
画像をクリックすると拡大します。
タチツボスミレ
5枚の花弁の奥に、距というつぼ状のふくらみが
あり、この中に蜜が入っています。
この蜜にありつけるのは、ビロードツリアブのように
長い口吻を持った特定の昆虫だけです。
ただ距を花の外からかじり、蜜を盗むチャッカリさんも
いるようです。
タンポポ
カントウタンポポ・花 カントウタンポポ・総苞
セイヨウタンポポ・花 セイヨウタンポポ・総苞
花はよく似ていて、ほとんど見分けがつきません。
見分けのポイントは、総苞片にあります。
カントウタンポポの総苞片は、反り返らず,且つ小さな
突起があります。
セイヨウタンポポは、総苞片が反り返ります。
両者の交雑種もあり、見分けの難しいものもあります。
オニノゲシとノゲシ
オニノゲシ・花 ノゲシ・花
オニノゲシ・葉 ノゲシ・葉
こちらも花はよく似ています。オニノゲシの舌状花のほうが、
やや細いですが、ほとんど見分けは尽きません。
最も分かり易い見分け方は、「葉のトゲ」です。
ノゲシのトゲは触っても痛くありませんが、オニノゲシのトゲは
硬くて鋭く、触るとかなり痛いです。
アカメガシワの新葉
葉が赤いのが、アカメガシワの名前の由来ですが、赤い色の
正体は、葉の表面に生えている細かい毛です。
葉を擦って表面の毛をとると、緑色が現れます。
紅茶 de ブレイク
新しくなった見晴台 以前の見晴台
ムラサキシジミとビークマーク
翅の後ろの部分が欠けています。
これはビークマークと言われているもので、
鳥がパクリとやったくちばしの跡です。
このチョウは、厳しい冬を成虫で越冬しますので、
その他の理由でも翅がボロボロになることも
あります。
Apr 3, 2020 09:08 AM
南野川で春を見つけたよ
2020年3月14日
今年は暖冬だったためか、野草の生育が早く、
昆虫たちも戸惑っているのでは…
南野川ふれあいの森への立ち入り禁止は、
まだ解除されず、今回も森の林縁や近隣の
畑の畔等で、見つけた春の野草の紹介です。
(画像をクリックすると拡大します)
ホトケノザ
茎は角張っています。これはシソ科の植物の
特徴でもあります。
上部の葉には柄(葉柄)がなく、葉は茎を
取り囲んでいます。
花の付け根にあるガクの中には、結実した種が
残りますが、すぐにこぼれ落ちます。
花の上唇はヘルメット状で、その内側には
おしべが4本隠れてます。
下唇にある赤い斑点は、訪花昆虫に蜜の在りかを
教えるガイドマークです。
上唇の内側に4本のおしべが見えます。
下唇には赤いガイドマークがはっきり
見えます。
花の付け根にはガクがあり、結実後には
ここに種が残ります。
ホトケノザの群生です。
この時期見られる植物
クサイチゴ
クサイチゴの花です。おしべもめしべも
沢山あります。名前は草いちごですが、
木の仲間です。
今年も豊作の予感がします
モミジイチゴ
モミジイチゴの花です。
果実のおいしさは、野生のイチゴの中では、
トップクラスです。
フキ
フキの花です。
この花の若い花茎がフキノトウで、
人気のある山菜です。
ドウダイグサ
盛んに蜜を出しています。この植物は
有毒です。
茎を切ると乳液がでますが、これに触れると
かぶれます。種子も有毒で、食べると下痢や
腹痛を起こすことがあるそうです。
紅茶 de ブレイク
オオイヌノフグリ(左)とコゴメイヌノフグリ(右)です。
コゴメイヌノフグリの花色は白で、花の大きさはオオイヌノフグリより
少し小さめです。
Mar 20, 2020 04:39 PM
にぎやかになってきましたよ。
2020年3月16日
3月活動中止とします。
2020年3月 1日
3月1日活動中止
新型コロナウイルス感染が広がっていますね。
大変残念ですが、1日に予定していた活動は中止といたします。
こもを外してそこにいる生き物を探して観察、と考えていたのですが
皆さん頭突き合わせてやることになります…
お弁当も一緒に食べるけど…
手を洗うところもないし・…
とあれこれ考え、決めました。
楽しみにしていてくださったみなさま、ごめんなさい。
この時期、森は大きく動き出す季節です。みなさまと一緒にこの時期の森を体感できないのが何より残念ですが、今はとにかくこれ以上感染が広がらないよう、各自が気を付けて予防に努めましょう。
次回新年度1回目の活動が予定通り4月にできますように。
Feb 28, 2020 08:52 PM
早春の南野川
2020年2月24日
2月は暖かい日が多かったため、越冬昆虫が早くも
動き始めています。ゾウムシの仲間や、クモの
仲間を見かけました。
植物も様々な春の野草の開花が始まり、アオキや
ニワトコのつぼみも大きくなってきました。
子の神側の森の入り口近くにある民家では、カワズザクラや
ギンヨウアカシアの花が満開です。
カワズザクラ
伊豆の河津に原木があり、これを増殖したものです。
オオシマザクラ系とカンヒザクラ系の自然交配種と
いわれています。
このサクラは、早咲きで、1月下旬~約1か月咲き続け
ます。
今、南野川で観られる植物を紹介します。
画像をクリックすると、拡大します。
ギンヨウアカシヤ
森の入り口に鎮座しています。
立ち入り禁止中
当局による森への立ち入り禁止は
まだ続いています。
タネツケバナ
ヒイラギナンテン
オオイヌノフグリ
ヒメオドリコソウ
ニワトコのつぼみ
アオキのつぼみ
シュンラン
Feb 24, 2020 04:12 PM
南野川小5年生、ありがとう。
2020年2月10日
森での時間は、どうでしたか?
2月10日 南野川小5年生13人が、南野川ふれあいの森に来てくれました。
先月は学校におじゃまして、お話をさせてもらいました。
森のことや、活動のこと、多様性の話、などお話したいことはたくさんあって、一方的に話してしまったのですが、5年生の皆さんはしっかり耳を傾けてくれました。
今日は、森に興味を持った13人が南野川ふれあいの森を訪ねてくれました。
まずは、どんぐり広場で落ちている枝を拾ってから熊手を手にして落ち葉掻きの作業をしてくれました。
作業の後は、「切った木はどうしているか」「夏にクワガタなどのいるコナラやクヌギはあるのか」などの質問に答えながら、森の若返りのために作業をしていること、萌芽更新のことなどお話をしました。

青い空に伸びた枝に鳥も発見。
みんなの町の森だから、また遊びに来てください。そしてずっと気にかけていてほしいな。
「環境」について学んでいく中で、南野川ふれあいの森が南野川の地域にあることをうれしく感じてくれたら、いいなと思います。
今日は森に来てくれて、そして落ち葉掻きもしてくれて、ありがとう

Feb 10, 2020 11:04 PM
野川 de 春探し
2020年2月 4日
今年は暖冬で、ポカポカ陽気の日が多いですね。
ふれあいの森の隣で、ブロッコリーを栽培している
農家の人も、生育が早すぎて計画的な出荷ができず、
困っているとのことでした。
歩くと汗ばむような暖かいある日、春を探して森を
歩きました。(画像をクリックすると拡大します)。
アオキは冬芽がすでにほころびていました。
大きな冬芽は、花芽と葉芽が一つの芽の中に
入っています(混芽)。
イヌホオズキの花です。本来の花期は、8~11月
ですが、1月の終わりでも咲いていました。
キヅタの未熟な実です。完熟になると、
ヒヨドリが好んで食べます。
クサイチゴの花がもう咲いていました。
5月頃には、甘くておいしい果実が
食べごろになります。
ニワトコの冬芽です。暖冬のためか、
もう葉の展開も間近のように見えます。
ゴンズイは冬芽のすぐ下に大きな
葉痕があり、維管束痕が輪状に
並んでいるのがよく見えます。
ハコベ(ミドリハコベ)の花です。
めしべの花柱は、3本です。
この花は最近では、ほとんど年中
観られます。
ハリギリの冬芽です。
ツヤのある芽鱗で守られています。
若い芽は、山菜として人気があり、
酢味噌かけが絶品だそうです。
ホトケノザの花です。
暖冬の影響か、もう咲き始めて
いました。
Feb 4, 2020 02:04 PM
はまりそう?バードウォッチング
2020年2月 3日
青空、富士山、メジロにコゲラ
2月2日 2月の活動日は良い天気、少し風があるので寒いかな?
と、防寒して出かけたのですが、思いのほか暖かく、とても気持ちが良い森でした。
一月に続き、今日も青空に富士山がきれいでした。
初めてさんもいらして、よちよちちびちゃんも入れて子どもが12人、大人が13人の合わせて25人! たくさん来てくれてありがとう



いつもの体操後は、じゃんけんゲーム。単純なのに、頭と体が、あれ??
体も、心も、笑顔になったところで、
本日の観察は「野鳥」
葉を落とした森は、鳥を見るのにいい時期。と言っても、なかなか難しい。声はすれども…でも見上げていると、ちらちら動く…一羽見つけると、あ、あそこにも! では、双眼鏡を取り出して、これがまた、慣れていないと見たいところに合わせるのが至難の業。双眼鏡と格闘しているうちに、鳥は違う枝に移ってるし…
それでも、サービス精神旺盛?のヒヨドリやコゲラ、メジロなどが、近くに姿を見せてくれました。
鳥を見てると、時間を忘れそう。
ちょっと、バードウォッチングにはまりそうなみなさんでした。
観察後は、お社の森の丸太を移動したり、ササを刈ったりの作業を行いました。
一昨年までは、どちらかというと深い森といった趣のエリアだったのですが、昨年の伐採作業で、空がグーンと開けた場所になりました。これだけ、日当たりが良ければ新たな木々が育つはず。そこで、背の高くなってるササを刈りました。
また、伐採されたアカガシが萌芽していたので、周りに積まれてあった丸太を移動して、アカガシの萌芽更新を応援です。
2月というのに、作業をして汗をかくぐらい暖か。
気候変動を肌で感じます。
子どもたちに、健康な地球を引き継ぎたい。
そんなことを真剣に考えながら、本日も楽しい森でした。
Feb 3, 2020 04:06 PM
2月活動日
2020年2月 2日
2月活動日です
2月2日(日)です。
森は、ほぼモノクロ。。
背高のっぽの裸木が青い空に枝を広げています。
静かに見上げていると、鳥の声が聞こえてきます。
見上げていた枝に、ちらちら鳥が見え隠れ…
2日の活動日は、森の鳥をテーマに、観察です。
作業は、落ち枝拾いや落ち葉掻き
落ち葉ダイブはできるかな?
いつものように10時に始めます。
暖かい脱ぎ着のできる服装で来てください。
お弁当、飲み物、軍手、筆記用具、ごみ袋、などお持ちください。
もし雨や雪などの場合は、9日に延期になります。
冬の森、楽しみましょう。
Jan 30, 2020 08:57 PM
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