ブログ(森でみつけたよ!)

食欲の秋

2013年10月10日

天高く馬肥ゆる秋、何を食べてもおいしい季節がやってきました。自然界でも昆虫や野鳥やクモなどが、その旺盛な食欲を満たすため、もくもくと食べています。
彼らには人間と違ってこの時期、沢山食べなければならない理由があります。それは子孫を残すため、産卵という生涯で最大の課題があるため、体力が必要なのです。
日本のように、寒くて乾燥した冬という季節のある地域では、大部分の昆虫は秋に産卵し、卵や幼虫、さなぎなどの状態で越冬します。
 
南野川ふれあいの森で見られた食欲旺盛な生き物たちを紹介します(画像をクリックすると拡大します)。
 
お食事中のジョロウグモ13.JPG
 
お食事中のジョロウグモです。獲物の昆虫は不明です。
 
お食事中のナガコガネグモ13.JPG
 
獲物を捕らえたナガコガネグモです。このクモは帯状の
糸を出して獲物を絡め捕ります。
 
ニラの花とツマグロヒョウモン.JPG
 
ニラの花の蜜を吸うツマグロヒョウモンです。
 
クロアゲハが吸蜜中.JPG
 
ノハラアザミに吸蜜のためやってきたクロアゲハです。
 
ハナアブの仲間.JPG
 
シラヤマギクの花粉を食べるハナアブの仲間です。

Mar 18, 2014 10:08 AM

私、もうすぐ旅に出ます。

2013年9月26日

秋に林縁や草むらを歩くと、イノコズチの種が沢山衣服に着きます。いわゆる「ひっつきむし」の、代表的な植物です。イノコズチは、人や動物にたねを運んでもらうことにより、種子を散布します。これがイノコズチの旅の始まりになります。
イノコズチのたねは、ヘアピンのような鋭い苞が2本あり、衣服や動物の毛に引っかかって運ばれます。動物の毛にくっついたたねは、すぐに落下するため、親株からあまり遠くないところで発芽します。しかし衣服にくっついたたねは、なかなか落ちないで遠くへ運ばれます(画像をクリックすると拡大します)。
 
  イノコヅチ・2.JPG  イノコヅチ・茎.JPG  イノコヅチ・1.JPG
 
 葉は対生で茎は四角ばり、節がふくらんでいます。右の画像は種の部分を
 拡大したものです。ヘアピンのような苞は、実が完熟する前は、ピンク色を
 しています。
 
この時期、南野川ふれあいの森で見られる植物
 
シラヤマギク、アシタバ、ダンドボロギク、オトコエシ、イヌタデ、ミズヒキ、コセンダングサ、ツルボ、チジミザサ、ホトトギス(つぼみ)、ヒナタイノコズチ、ツユクサの花
キウイ、カラスウリ、クリ、カキ、サンショウ、ゴンズイ、ヌスビトハギ、ミズキの果実や実
 
 シラヤマギク・13.JPG   アシタバの花・13.JPG
 
        シラヤマギク           アシタバの花
 
 カラスウリの実・13.JPG   サンショウの種子・13.JPG
 
      カラスウリの果実        サンショウの種子
 
 

Mar 18, 2014 10:08 AM

南野川のチョウ

2013年9月 9日

南野川ふれあいの森やその周辺では、数多くのチョウが見られます。それはチョウの幼虫のエサとなる食草・食樹が豊富だからです。
しかし撮影となると、滅多に静止してくれないチョウもいて、困難を極めます。ましてやシロウトの撮影ですので、なかなか思うような写真は撮れません。数少ないシャッターチャンスの中で、撮影したものを紹介します(画像をクリックすると拡大します)。
 
北を目指すチョウ
温暖化の影響でしょうか、南方系のチョウの北上が目立ちます。南野川ふれあいの森でも、この夏アカボシゴマダラ、ツマグロヒョウモン、ナガサキアゲハが見られました。一方在来種のルリタテハ、ツマキチョウ、キタテハなどは、減少しているように思えます。
 
アカボシゴマダラ・1.JPG  ツマグロヒョウモン・1.JPG  ナガサキアゲハ・1.JPG
 
 アカボシゴマダラ     ツマグロヒョウモン    ナガサキアゲハ
 
コミスジは玉虫色
コミスジは、自分の縄張りをもっていて、時々パトロールして他のチョウを追い払うことで知られています。このチョウは、胸部が緑色の毛で覆われていて、これが光線の加減で玉虫色に見えます。
 
コミスジ-13.JPG    コミスジ・頭部拡大3.JPG
 
 翅を広げて止まるコミスジ     頭部の拡大
 
その他この森やその周辺で見かけたチョウ
 
ムラサキシジミ・1.JPG   キマダラセセリ・2.JPG   ルリタテハ3.JPG
 
 ムラサキシジミ    キマダラセセリ    ルリタテハ
 
 
アゲハチョウ2.JPG    オナガアゲハ3.JPG
 
 アゲハチョウ            オナガアゲハ

Mar 18, 2014 10:08 AM

夏の締めはツクツクボウシ

2013年8月30日

子供の頃、ツクツクボウシの鳴き声が聞えると、夏休みが終わりに近づき、残っている宿題を考えて焦ったものでした。今でもこのセミの声を聞くと、遠い昔のほろ苦い思い出がよみがえります。
 
今日もツクツクボウシが鳴いています。しかし秋の訪れには程遠く、相変わらずの猛暑が続いています。植物たちは、もう少し夏が続いてほしいと願っているのでしょうか?
 
今回はカナムグラとガンクビソウの紹介です(画像をクリックすると拡大します)。
 
カナムグラ(クワ科)
林縁や道端に多いつる植物です。この植物の花には、花びらがありません。茎や葉柄には、下向きのトゲがあり、他のものに寄りかかったり、巻きついたりしてひろがります。このトゲは、触れるとチクチクします。葉もかなりザラザラしています。茎は丈夫で鉄(カネ)のように強いので、この名がつきました。なおビール作りに欠かせないホップは、この植物の仲間です。
 
カナムグラの花1.JPG  カナムグラの茎1.JPG  カナムグラの葉・1.JPG
 
画像は左から、カナムグラの花、カナムグラの茎(下向きのトゲが見えます)、
カナムグラの葉です。
 
ガンクビソウ(キク科)
森の中などの比較的明るい場所に生育します。8月~10月頃、管状花のみの花を、横向きにつけます。草丈は50cm~1mで、花の基部には、細長い総苞片を数枚つけます。茎や葉には、柔らかい毛が密生しています。名前の由来は、横向きに咲く花がキセルのガン首ににているからです。
 
 
    ガンクビソウ.JPG   ガンクビソウ・拡大.JPG

Mar 18, 2014 10:08 AM

処暑の頃

2013年8月22日

昼間は連日30℃を超える猛暑が続いていますが、朝夕は少し涼しくなってきました。南野川ふれあいの森のお隣の農地では、コスモスが咲き、赤トンボが飛び回っていて、季節は少しずつ秋に向かっています(体感的には感じないけど)。
 
タカサゴユリ(ユリ科)
 
   タカサゴユリ.JPG タカサゴユリ・2.JPG タカサゴユリ・3.JPG
 
花はテッポウユリに似ています。高さは1~1.5mあり、葉は細長くて沢山ついています。ちなみに1本の茎につく葉の枚数を数えてみると、何と136枚(草丈1.2m)もありました。花被片は6枚で、外花被の外側に淡褐色の筋が入った白い花をつけます。
お里は台湾で、テッポウユリとの自然交雑種が増えているそうです。子の神側の入り口付近に咲いています(画像をクリックすると拡大します)。
 
アオバハゴロモ(カメムシ目)
 
      アオバハゴロモ・1.JPG     アオバハゴロモ幼虫・1.JPG
 
セミに近い種類で、木や草の汁を吸います。体長は5~7ミリ位、翅を含めても9~11ミリ位の小さな昆虫です。前翅は薄い緑色のやや不透明な翅で、うす赤い縁取りが特徴です。
幼虫はろう物質で体を覆われていて、複数の個体で集団を作っていることが多いです。アオキなどの茎に止まっている様は、綿くずのように見えます。
 
紅茶 de ブレイク
 
      ルリタテハ・1.JPG     キアゲハの幼虫.JPG
 
   左の画像は、ルリタテハです。最近見る機会が少なくなったチョウです。
   右の画像は、キアゲハの幼虫です。南野川ふれあいの森では、初めて
   見つけました。

Mar 18, 2014 10:08 AM

ウスバカゲロウの一生

2013年8月15日

ウスバカゲロウ.JPG      ウスバカゲロウ・頭部拡大.JPG
 
 
上の写真は、トンボではありません。ウスバカゲロウです(触角がトンボよりかなり太い)。この名前になじみのない方も、その幼虫であるアリジゴクの名前は、ご存知だと思います(こもれび広場の少し上の茂みにいました)。
アリジゴクは2~3年間巣穴の中で暮し、成虫であるウスバカゲロウになってからの寿命は、3週間以内です。このわずかな期間で産卵し、死んでしまいます。したがってウスバカゲロウの世界には、老人はいません。年金も介護も不要で、厚生労働省が羨む世界なのです(画像をクリックすると拡大します)。
 
オオスズメバチの昇天
 
オオスズメバチが死んでいました。死んだ理由は判りません。すでにアリが群がっていました。やがてこの残骸も、森のお掃除屋さんであるシデムシ達に、あとかたもなく始末されてしまいます。この森の食物連鎖はまだまだ健在なようです。
 
         オオスズメバチの残骸.JPG
 
紅茶 de ブレイク
 
この森で見つけたカブトムシとノコギリクワガタです。
 
カブトムシ.JPG      ノコギリクワガタ.JPG

Mar 18, 2014 10:08 AM

夏の小さな花たち

2013年7月31日

南野川ふれあいの森では、6月にはドクダミの花、スイカズラの花、クチナシの花などが咲いていましたが、完全に夏の花に変わってしまいました。そのほとんどは小さな花ですが、これをルーペで観ると実に美しいのです。
小さな花は昆虫たちに目立つために、花穂状に咲いたり、まとまって咲く戦略を採っているものが多いです。是非、南野川ふれあいの森へ、ルーペを持ってお出かけ下さい。そしてミクロの世界をお楽しみ下さい(画像をクリックすると拡大します)。
 
  ヌスビトハギ.JPG     ヌスビトハギのたね.JPG
  ヌスビトハギの花と若い果実(節豆果)です。
 
  イヌタデの花.JPG      ヤブラン.JPG
  イヌタデの花です。      ヤブランの花です。
 
 
紅茶 de ブレイク
 
  カラスウリの花です。この花は、夜開き朝には萎みます。
  レース状の純白の花びらが暗闇に浮かび上がる様は、
  とっても幻想的です。
      カラスウリ '13 .JPG

Mar 18, 2014 10:08 AM

いい席取るために必死です!

2013年7月21日

 
クヌギの樹液酒場はこの季節大賑わい。
 
7月16日には、アカホシゴマダラとゴマダラチョウが、カナブンと一緒にとてもおいしそうにストローを伸ばして樹液を吸っていました。
私たち人間が、深呼吸をするように羽をゆっくり、広げたり閉じたりしながらとても美しい姿でした。
 
今日7月20日は、蝶は来ていませんでしたが、たくさんのカナブンが熾烈な席取り合戦を繰り広げていました。MOV07577.mp4
 途中で、おしっこ?をかける輩もいて
 
 
自然界は強いものが生き残るのですね。
 

Mar 18, 2014 10:08 AM

タマムシだ!!

2013年7月16日

 20日の夜の観察会の下見に来ていた時、
樹液の出ているところをのぞきこんでいると、頭上にけっこう大きな羽音が。
1メートル先の切り株にとまったところを見ると、怪しく光っている・・・ワオ!タマムシだ
しかも大きい、体長6センチくらいはありそう。
 
この場所で初めて見ました。
そしてかわいいことに、私が歩き出すとなぜか人懐っこくついてきて、目の前にとまる。
よしよしと、撮影しようと思ったらカメラのバッテリー切れで、携帯電話にて撮影。
その間もちゃんと待っていてくれる(^_^.)
なんともかわいいタマムシでした。
でもすぐ誰かに捕まえられてしまいそうで、気が気ではありません。
タマムシ
 

Mar 18, 2014 10:08 AM

閉鎖花を持つ植物

2013年7月15日

一般の花(開放花)は、開花後受粉・受精し、種子を作ります。しかし閉鎖花は、つぼみの状態で自家受粉・自家受精して結実します。
植物は花を咲かせるのに、多大のエネルギーを費やしますが、閉鎖花のまま自家受粉すれば、かなりの省エネになるでしょう。閉鎖花を持つ植物は、私たちの周囲にもいろいろあります。この森で見られる閉鎖花のうち、フタリシズカとタチツボスミレを紹介します(画像をクリックすると拡大します)。
 
フタリシズカ閉鎖花.JPG
フタリシズカの閉鎖花です。
こもれび広場付近で見られます。
 
 
タチツボスミレ閉鎖花.JPG
タチツボスミレの閉鎖花です。
こもれび広場付近と、お社の森付近で見られます。
 
この森で見つけたいろいろな生き物
 
キタテハ(夏型).JPG
キタテハが樹液を吸っていました。
このチョウは夏型と秋型がいます。
 
ササグモの巣.JPG
ササグモの卵のうです。母グモは
卵のうをしっかり守るそうですが、
撮影時は不在でした。
 
ツユクサ.JPG     ツユクサの2段花.JPG
ツユクサは朝開き、夕方には萎む一日花です。この花は蜜を出しません。
右の画像はツユクサの2段花です。今年も出会うことができました。

Mar 18, 2014 10:08 AM
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