ブログ(森でみつけたよ!)

うかうか(番外編)

2014年8月 9日

今日も朝からセミの大合唱、夜にはあちらこちらで
セミの羽化ラッシュで、新しい生命が続々誕生して
います。
今回は、セミの羽化の観察結果の報告です。
 
夜7時~12時頃、地上に出てきたセミの幼虫は、
背中が割れて羽化が始まります。その様子を下の
画像でご覧下さい(画像をクリックすると拡大します)。
 
セミは成虫として生きている期間は、1週間位と
いわれています(3週間との説もあります)。
その間に鳥などに捕食されるのを避けながら、
子孫をのこさねばならないので、うかうかして
いられません。
 
アブラゼミの羽化1.JPG    アブラゼミの羽化2.JPG
画像左~殻が割れて、セミが出てきました。
画像右~体が下向きになって懸命に抜け出そうとしています。
 
 
アブラゼミの羽化3.JPG    アブラゼミの羽化4.JPG
画像左~体全体が殻の外に出て、羽化は成功です。
画像右~翅が伸び始め、体は殻から離れました。
 
 
アブラゼミの羽化5.JPG    アブラゼミの羽化6.JPG
 
画像左~翅はすっかり伸び、セミらしくなってきました。
画像右~翅は茶色くなって、アブラゼミの誕生です。
 
おまけ
 
ミンミンゼミの羽化の様子です
 
ミンミンゼミの羽化1.JPG    ミンミンゼミの羽化2.JPG

Aug 9, 2014 07:01 PM

擬態(ぎたい)

2014年7月24日

擬態とは、動物が他の生き物を攻撃したり
(攻撃擬態)、自衛のために(隠ぺい擬態)体の
色や形などを、周囲の植物や動物などに似せる
ことにより自分の存在を判りにくくすることです。
 
南野川ふれあいの森でも、さまざまな生き物が
日々食うか食われるかの厳しい闘いを繰り広げて
います。彼らはこの擬態という手段を有効に使って
いるのを、あちらこちらで観ることが出来ます。
 
下の画像で生き物たちがどこにいるか探して
下さい(画像をクリックすると拡大します)。
 
擬態・1.JPG
樹液に群がるチョウです。
何匹(何頭)いるでしょうか?
 
擬態・2.JPG
この葉っぱのようなものは、
アカボシゴマダラのさなぎです。
 
擬態・3.JPG
アカボシゴマダラの幼虫が
2匹いるのが判りますか?
 
擬態・4.JPG
ウスバカゲロウがいます。
どこにいるでしょうか?
 
擬態・5.JPG
アオバハゴロモの幼虫です。
どこにいるのか、何匹いるのか
全く判りません。
 
擬態・6.JPG
攻撃型擬態の一例です。
カマキリの幼体が獲物が近づく
のを待っています。
 
紅茶 de ブレイク
 
クリオオアブラムシ
 
クリオオアブラムシ.JPG
クリの木に群がるアブラムシが
出す甘い汁をもとめて、アリが
集まっています。
 
 

Jul 24, 2014 02:27 PM

梅雨時閑話

2014年7月10日

トゲトゲしい生き方
 
トゲは幹や樹皮、茎、枝、葉などが変化したもので、
ヒイラギの葉の鋸歯やクリのイガ等もトゲの仲間と
云えます。
 
・植物がトゲを持つ理由として、動物等の捕食から
 身を守る。
・つる植物等では、他の植物に絡まり易い。
 等が考えられます。
トゲは私たちが森の中を散策するとき、引っかき傷の
原因になるやっかいなシロモノです。
 
この森で見られるトゲを持つ植物は、
サルトリイバラ、サンショウ、タラノキ、ノイバラ、ハリギリ、
モミジイチゴ、クサイチゴ、ヒイラギの葉、ヤマウコギ、
クリのイガ等があります。
その中で最もトゲトゲしい奴は、「ハリギリの幼木」です。
画像をクリックすると拡大します
 
ハリギリのトゲ.JPG
ハリギリの新芽は大変おいしい山菜です。
人間以外でも大型の哺乳動物にとっても
魅力あるゴチソウです。
食べつくされないよう、厳重にトゲでガード
しています。
 
栗のイガ.JPG
クリのイガは、総苞が変化したものです。
イガは熟す前の実を動物等に食べられ
ないよう、守っています。
 
したたかな花「ツユクサ」
 
ツユクサは、朝開き、夕方には萎んでしまう
一日花です。しかも蜜を出さないため、一般の
花に比べると、虫による受粉のチャンスに
大きなハンデイがあります。
 
このハンデイをカバーするため、ツユクサは
機能の異なる3種類のおしべを持っています。
 
上段の3個のおしべ~虫を呼び込む役割を
担っていて、目立つ色をしていますが、花粉は
出しません。
下段の2個のおしべ~本来のおしべの機能を
持ち、花粉を出し虫媒による送粉を行います。
中段の1個のおしべ~花粉を出します。
花が萎む前にめしべは巻き上がり、このおしべに
めしべの柱頭がくっつくので、自家受粉専用の
おしべではないかと思っています。
 
ツユクサ.JPGツユクサ・3種のおしべ.JPG
 

Jul 10, 2014 03:10 PM

ドクダミ変わり者、ここにもあり!

2014年7月 5日

私も見つけましたよ、と青森の古谷さんからメールをいただきました。
こちらは斑入り葉です。
 
古谷さんありがとうございます。

Jul 5, 2014 09:10 PM

ドクダミの変わり者

2014年6月25日

ドクダミの花が沢山咲いています。
この花は、繁殖力が非常に旺盛です。
長い地下茎を伸ばして、どこまでも
広がって行きます。
 
4枚の花弁のように見えるのは、苞といって
葉が変化したものです。
ドクダミの花は、花弁がなく、おしべとめしべが
穂のように集まって花を構成しています。
 
どこの世界にも変わり者はいるもので、ドクダミも
花弁状の苞(総苞片)が5枚ある花や、まれには
6枚の花もあります。
なお園芸種では、八重咲きもあります(画像を
クリックすると拡大します)。
 
 
群生するドクダミ.JPG4弁のドクダミ.JPG
 
5弁のドクダミ.JPG
   5弁のドクダミです
 
6弁のドクダミ.JPG
   6弁のドクダミです
 
八重咲きのドクダミ.JPG
  八重咲きのドクダミです
 
紅茶 de  ブレイク
 
 ムラサキシキブ・花.JPG
 ムラサキシキブの花
 ピンクの花が次々と咲きます

Jun 25, 2014 10:34 AM

南野川の初夏の昆虫たち

2014年6月 9日

南野川ふれあいの森は、農地や住宅地に
隣接していて、周りに昆虫たちの生活場所が
少ないためか、意外と昆虫が集まります。
 
特に珍しい昆虫はいませんが、アカボシゴマダラや
ナガサキアゲハなど、本来関東には生息していない
チョウもここでは見かけます。
 
昆虫は気温が20℃を超えると、活動が活発になる
そうです。これからどんな昆虫に出会えるか、楽しみ
です。最近この森で見かけた昆虫たちの一部を、紹介
します(画像をクリックすると拡大します)。
 
クロアゲハ14.JPG   コミスジ14.JPG
 クロアゲハ           コミスジ
 
チャバネアオカメムシ.JPG   ベニカミキリ14.JPG
チャバネアオカメムシ     ベニカミキリ
 
ハルジオンと昆虫たち.JPG   ゴンズイとセマダラコガネ.JPG
ハルジオンの花に集まる   ゴンズイの花とセマダラ
昆虫たち             コガネ
 
紅茶 de ブレイク
 
クリの花14.JPG
虫を呼ぶため、独特の青臭い
匂いが強いクリの雄花

Jun 9, 2014 09:36 AM

白い花

2014年5月24日

昆虫に受粉を依存する野生の花のうち、
白い花は約36%もあります。
白い花には、この時期活動する多くの
昆虫が集まります。
白い色は、昆虫には目立つ色なのです。
 
南野川ふれあいの森の林縁にも様々な
白い花が咲いています。その中のいくつかを
紹介します(画像をクリックすると拡大します)。
 
ガマズミの花14.JPG
ガマズミ(スイカズラ科)
白い小さな花をびっしりつけます。緑が
濃くなってきた林縁でよく目立つ花です。
 
ウツギの花14.JPG
 ウツギ(ユキノシタ科)
別名ウノハナ、この花の咲くころ、田植えが
始まる地方では、「田植え花」と呼ばれています。
 
ノイバラの花14.JPG
ノイバラ(バラ科)
枝には下向きのトゲがあります。花は
香りが強く、昆虫が沢山集まります。
 
 
スイカズラの花14.JPG
 スイカズラ(スイカズラ科)
つる植物で葉の脇に2つずつ花をつけます。
花は良い香りがします。白い花は、受粉が
終わると、黄色になります。
 
ゴンズイの花14.JPGゴンズイの実12.JPG
 ゴンズイ(ミツバウツギ科)
小さな花は淡白緑色で地味ですが、秋には
真っ赤な果実に変身します。
 

May 24, 2014 01:58 PM

犯人は誰だ!

2014年5月10日

ホウチャクソウの花が、大変なことになっています。
この花は、花びらが全開することはなく、半開きの
ままで散ります。
この半開きの花の蜜にありつけるのは、体が小さく、
狭い花の内部に潜り込める、ハナアブの仲間等、
限られた昆虫だけです。
 
花の内部に潜り込めないため、花びらを強引に
喰いちぎって蜜を盗んだ者がいます。
皆さん犯人を捜して下さい(画像をクリックすると
拡大します)。
 
ホウチャクソウ
 
ホウチャクソウ14.JPGホウチャクソウ2-14.JPG
竹林や薄暗い林の下にはえる多年草で、
花は下向きにつきます。
花の様子が五重塔などの軒に吊り下げられた
宝鐸に似ていることから、この名がつきました。
 
ジュウニヒトエ
 
ジュウニヒトエ14.JPG
花が重なって咲く様子を、平安時代の女官が
着ていた十二単にたとえて、この名があります。
最近多摩丘陵では、個体数が減少しているそうです。
 
カラスノエンドウと蟻
 
カラスノエンドウと蟻.JPG
この花は、花の付け根に花外蜜腺と呼ばれる
部分があり、ここから蜜を出します。
よく見ると蟻が来ている花が沢山あります。
 
紅茶 de ブレイク
 
キマダラヤマカミキリ.JPG
コナラの葉の上にいた、キマダラカミキリです。

May 10, 2014 09:02 AM

GWの南野川ふれあいの森にて

2014年5月 2日

新緑が美しく、いろいろな花が咲くこの時期は、
この森が最も輝いている時期です。
今回はこの森で見かけた花と虫たちの活動の
様子を紹介します。
 
花の蜜や花粉を求めてやってくる虫たち、
それを待ち受けるクモ、若いさくらんぼの果汁に
ありつくカメムシ等。
彼らにとっては人生で最も多忙な時期のようです。
画像をクリックすると拡大します。
 
 ヤブキリ.JPG
ハルジオンの花にやってきたヤブキリです。
クモやシジュウガラに狙われます。
 
 シャガとヒラタハナムグリ.JPG
シャガの花に潜り込むヒラタハナムグリです。
シャガは3倍体の植物で、たねは出来ません。
しかし蜜を出しますので、虫たちがやって来ます。
 
シャガとクモ.JPG
この花にやって来るハナムグリやハナアブを
待ち受けるクモです。
自然界は食うか食われるかのきびしい世界なのです。
 
サクランボとカメムシ.JPG
若いさくらんぼの果汁にありつくカメムシです。
サクラの木にはアブラムシや蟻もやって来ます。

May 2, 2014 04:24 PM

ハナミズキの頃

2014年4月25日

大急ぎで咲き、大急ぎで散ったサクラに変って、
今、南野川ふれあいの森の近くの個人宅や
街路では、ハナミズキが見ごろとなっています。
 
この花はアメリカ東部原産で、大正4年に日本から
アメリカへサクラの苗木を贈ったお返しとして、日本へ
送られてきたものが、各地へ広まったといわれています。
 
このハナミズキが咲く頃、南野川ふれあいの森では、
木々の芽吹きが最盛期を迎え、クサイチゴ、シャガ、
ジュウニヒトエ、ハナニラ等の花が、最も美しい頃でも
あります(画像をクリックすると拡大します)。
 
アオキの雄花と雌花
 
アオキ雄花14.JPG  アオキ雌花14.JPG
 
左が雄花で、画面で黄色く見えるのは、おしべの葯です。
中央の緑色のものは、退化しためしべです。
右の画像は雌花です。めしべが発達しおしべはありません。
 
クヌギとコナラの雄花序
 
クヌギ雄花14.JPG   コナラ雄花14.JPG
 
左がクヌギ、右がコナラの雄花序です。
かんざしのように垂れ下がった雄花序は黄色い小さな花を
沢山つけます。風媒花で、沢山の花粉を飛ばします。
 
アカメガシワとシロダモの新葉
 
アカメガシワの新葉14.JPG   シロダモの新葉14.JPG
 
左がアカメガシワで右がシロダモです。
葉っぱが赤や白に見えるのは、細かい毛の色で、この毛は
太陽の紫外線から幼い葉を守っていると考えられています。
葉が成長すると、この毛は無くなります。
 
紅茶 de  ブレイク
 
    ナガミヒナゲシ14.JPG
 
ナガミヒナゲシの花です。オレンジ色が大変美しい花で、
野川周辺でも沢山見られます。
 
 

Apr 25, 2014 10:26 AM
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