ブログ(森でみつけたよ!)

GWの白い花

2015年5月 6日

森の様子1.JPG
 
南野川ふれあいの森では、若葉があっという間に
濃い緑に変わりました。
森の緑の中では、白い花がよく目立ちます。
 
シャガ(アヤメ科)
日本のシャガは、たねが出来ませんが、根茎から
ほふく枝を伸ばして増えて行きます。
 
たねが出来ないのなら、虫を呼ぶ必要はないと
思われるのに、ハナアブの仲間がよく訪れます。
 
そしてそれらの昆虫をワカバグモなどが待ち構えて
いて、ここでも食うか食われるかの自然の厳しさを、
垣間見ることが出来ます(画像をクリックすると拡大
します)。
 
シャガとハラボソツリアブ1505.JPG
   シャガとホソツリアブ
 
シャガとワカバグモ1505.JPG
   シャガとワカバグモ
 
その他の白い花と訪れた昆虫を紹介します。
 
ハルジオンとハナムグリ1505.JPG
  ハルジオンとハナムグリ
 
ミズキとホソヒラタアブ.JPG  
 ミズキの花とホソヒラタアブ
 
紅茶 de ブレイク
 
アオキオクレミ
 
アオキオクレミ1505.JPG
新しい実が出来初めているのに、まだ昨年の
赤い実がたくさん残っています。
これらの実は、アオキオクレミと呼ばれ、
中にアオキミタマバエの幼虫が入っています。

May 6, 2015 10:31 AM

エライオソームを持つ植物

2015年4月24日

エライオソームとは、スミレ等の種子に
付着している白いぜりー状の物質で、
蟻の大好物です。
 
エライオソームのついた種子は、蟻が巣に
持ち帰ります。巣の中では、エライオソーム
だけが食べられ、種子は巣の外に捨てられ
ます。そこで種子は発芽するため、スミレ等は
「アリ散布植物」と呼ばれています。
 
日本には、エライオソームを持つ植物は、
約200種あるといわれ、南野川ふれあいの
森にもタチツボスミレ、アケビ、ヒメオドリコ
ソウ等、何種類かがあります。
画像をクリックすると拡大します。
 
タチツボスミレ.JPG
   タチツボスミレ
 
ヒメオドリコソウ1504.JPG
   ヒメオドリコソウ
 
ホトケノザ1504.JPG
   ホトケノザ
 
ムラサキケマン.JPG
      ムラサキケマン
 
アケビ・雌花.JPG
   アケビの雌花
 
 
紅茶 de ブレイク
 
ヤマブキソウ.JPG
ヤマブキソウです。この花も
エライオソームを持っています。
(東高根森林公園にて)

Apr 24, 2015 07:03 AM

出番ですよ(今年も活動開始)

2015年4月 8日

満開の山桜.JPG
     満開のヤマザクラ
 
3週間前に比べると、森全体の色が変って
きました。一面冬芽だらけだった雑木林は、
すっかり若葉色に衣替え。
枯れ草の目立った「野草の散策路」周辺も、
草いちごの花、花、花。
 
南野川ふれあいの森が、一年で最も華やかに
なる季節の到来です。
 
まだまだ寒暖の差が大きい日が続いてます。
それでも気温の上昇と共に、昆虫の動きも活発に
なり、テングチョウ、モンシロチョウ、アカハネムシ、
クロヒラタアブ、ビロードツリアブ等が、活動開始です。
画像をクリックすると拡大します。
 
カナヘビ1504.JPG
ニホンカナヘビ
日本の固有種で、草むらや林縁で
見られます。尾が長く、全体の2/3を
占めます。主に昆虫やクモを食べます。
全長160~250ミリ。
 
アカハネムシ1504.JPG
アカハネムシ
オスは触角にギザギザがあります。
上翅は鮮やかな紅色で、よく目立ち
ます。
花の蜜や花粉を食べます。
体長12~17ミリ。
 
クロヒラタアブ1504.JPG
クロヒラタアブ
腹部は黒色で、3本のクリーム色の
帯があります。
花の蜜や花粉を食べます。
体長8~13ミリ
 
ビロードツリアブ1504.JPG
ビロードツリアブ
丸っぽい体に黄色に毛がたくさん生えて
います。ホバリングしながら長い口吻を
使って、花の蜜を吸います。
体長8~12ミリ。
 
紅茶 de ブレイク
 
草イチゴの花.JPG
     草いちごの花

Apr 8, 2015 10:28 AM

春は忙しい!

2015年3月25日

ハザクラ.JPG
 
南野川ふれあいの森では、タチツボスミレやシュンラン
早くも開花、ニワトコも大急ぎでつぼみになり、河津桜は
すでに葉桜、いたずら好きのカラスも巣作りの小枝集め。
 
巷でもピカピカの新入生、卒業生、そして新社会人、さらに
お疲れさまの新リタイア組、ファミレスや居酒屋はどこも
満員御礼。
皆さん何かと忙しい季節ですね。
 
今回は春を告げる森の花々の紹介です。
画像をクリックすると拡大します。
 
タチツボスミレ1503.JPG
タチツボスミレ
最も普通に見られるスミレで、林縁や土手など
いたるところで見ることができます。
スミレの発祥の地は、南米アンデス地帯といわれて
おり、日本には約60種のスミレがあるそうです。
 
シュンラン・1503.JPG  シュンラン1503-1.JPG
シュンラン
春に咲くランだからシュンラン。春先に咲く代表的な
野生のランです。ラン科は単子葉植物では、最も
種類が多い植物で、2万種以上あるといわれています。
 
ヒイラギナンテン1・1503.JPG  ヒイラギナンテン2・1503.JPG
ヒイラギナンテン
ホソヒラタアブなどの訪花昆虫により受粉します(他家
受粉)が、自家受粉もします。花糸をつつくと、おしべが
めしべにくっつく様子が見られます画像右)。
 
紅茶 de ブレイク
 
 ギンヨウアカシア1503.JPG
ギンヨウアカシア
森の入り口の農家の庭で、満開です。
 

Mar 25, 2015 02:20 PM

気持ちよかった~(*^_^*)

2015年3月 4日

 3月4日今日の最高気温17度

南野川小に「はあも通信春号」をお届けした帰り道、森に立ち寄りました。
まだまだ森全体は、冬色ですが、
歩いてみると春がいっぱい!
 
ニワトコの花芽はブロッコリーのように膨らみ、
ウグイスカグラの花が咲き始め、 
お社の森では、ヤブ椿の赤い花が見ごろです。
 CIMG1781-w2.jpgのサムネール画像CIMG1792-w1.jpgのサムネール画像CIMG1793-w4.jpgのサムネール画像 
1日の雨の日には寒そうに咲いていたカワヅザクラも、今日はとっても元気でした。
CIMG1799-w6.jpgのサムネール画像 
帰り際、コゲラがドラミングしている音を聞きました。案外近くにいて、写真に収めることができました。
 CIMG1796-w5.jpgのサムネール画像
 
 

Mar 6, 2015 05:06 PM

冬芽にも個性あり!

2015年2月24日

 
冬芽とは、休眠状態で冬を越し、春の開花に
備える芽のことです。
冬芽には、冬の寒さから身を守るため、鱗(うろこ)を
幾重にもまとったものや、糖分を溜め込んだり、
毛皮のコートを着たもの等、様々なものがあります。
 
今回は、それらの中から、個性的な冬芽を紹介
します。画像をクリックすると拡大します。
 
ヌルデ1502-1.JPG  ヌルデの葉柄.JPG
ヌルデ→葉柄内芽(ようへいないが)
葉柄の基部が、さや状になっていて、冬芽を覆って
います。
画像右は、枝に残っている葉柄です。これが落下
すると、中から冬芽が現れます。
 
コナラ1502.JPG
コナラ→頂生側芽(ちょうせいそくが)
てっぺんの芽の周りに、側芽が数個ついています。
春になるとこの側芽から、一斉に枝が出てきます。
 
エゴノキ1502.JPG
エゴノキ→予備芽(よびが)、副芽ともいう。
メインの芽が鳥に食べられる等、被害にあった場合
のために、ピンチヒッターの芽を用意しています。
 
ゴンズイの冬芽1502.JPG
ゴンズイ→仮頂芽(かちょうが)
枝先に枯れた枝の跡がある場合、そこには
頂芽は出来ず、頂芽の役割を果たす2個の
仮頂芽が出来ます。
 
紅茶 de ブレイク
 
フクジュソウ1502.JPG
フクジュソウ
パラボラアンテナのような花弁を常に
太陽の方向に向けて広げます。
(東高根森林公園にて)

Feb 24, 2015 09:15 PM

真冬の森で見つけたもの

2015年2月 9日

スッピンの樹木1502.JPG
 
真冬の南野川ふれあいの森は、何もない森の
ように見えます。
しかしそこにはいろいろな生き物たちが、じっと
春の来るのを待っています。
 
スッピンになったコナラやクヌギは、竹箒を逆さまに
して並べたように見えます。
 
今回は春を待つ虫こぶと、カマキリの卵鞘の紹介
です。
画像をクリックすると拡大します
 
冬の虫こぶ
虫こぶは、落葉樹にも常緑時にも見られます。
落葉樹に出来た虫こぶの中の幼虫などは、秋の
落葉と共に落下して、積もった落ち葉の中などで、
越冬します。
 
一方常緑樹に出来た虫こぶは、落下することなく、
虫こぶの中で卵や幼虫の状態で、越冬するものが
多いようです。
 
イヌツゲの虫コブ・1502-1.JPG  イヌツゲの虫こぶ・1502.JPG
画像左はイヌツゲの虫コブです。
画像右は虫こぶをカットした中の様子です。
 
イノコヅチの虫こぶ1502-1.JPG  イノコズチの虫こぶ1502-2.JPG
画像左はイノコズチの虫こぶです。
画像右は虫こぶをカットしたものです。
 
カマキリの卵鞘
カマキリの卵鞘には、200個くらいの卵が入って
いるそうです。
一匹のカマキリの親が、その生涯に10回産卵
すると、10回×200個で2000匹の子供が生まれる
計算になります。
 
その全部が成長すると、森はカマキリだらけに
なってしまいます。しかし実際にはそんなことは
ありません。
ほとんどの卵鞘は、鳥に食べられてしまいますし、
幼虫も鳥に狙われるからです。
 
オオカマキリの卵鞘1502.JPG
オオカマキリの卵鞘です。
主な産卵場所は、ススキなどの草や低木の枝などです。
 
ハラビロカマキリの卵鞘1502.JPG  ハラビロカマキリの卵鞘1501-2.JPG
ハラビロカマキリの卵鞘です。
主な産卵場所は、低木のオオカマキリより
少し高い場所です。
右の画像は鳥の被害にあった卵鞘です。
 
最近はカマキリが減っています。環境の変化の
ためでしょうか?少し淋しい気がします。
 
紅茶 de ブレイク
 
ニワトコの芽吹き
ニワトコのフライング.JPG
フライングしましたね。
寒波がやってきますよ。どうするつもり?

Feb 9, 2015 08:11 PM

真冬の紅葉

2015年1月24日

カエデやコナラなどの落葉樹が、すっかり葉を
落とした真冬に、紅葉する植物があります。
 
それは一部の常緑樹や、半落葉樹に見られます。
これらは、落葉樹の紅葉と違って、離層による
栄養物の遮断が無いためか、真っ赤に紅葉する
葉はほとんどありません。
 
大部分の葉は、濃紫色や赤銅色に紅葉します。
そして春になって暖かくなってくると、再び緑色の
葉に戻ります。
 
南野川ふれあいの森で見られる、真冬に紅葉する
植物を紹介します。
下記の画像の他にも、ナンテン、アケビ、ヒイラギ
ナンテン、サツキやツツジの仲間等も紅葉します。
 
画像をクリックすると拡大します。
 
クサイチゴの紅葉1501-1.JPG
 
クサイチゴ・紅葉1501-2.JPG
 
二枚とも、クサイチゴの紅葉です。
オレンジ色っぽいのや、紫系等があります。
 
スイカズラの紅葉1501-1.JPG
 
スイカズラの紅葉です。
 
常緑樹の紅葉1501.JPG
 
互生、全縁の葉です。葉脈は透けて
見えません。名前が判りません
ご存知の方は教えて下さい。
 
ノイバラの紅葉1501.JPG
 
ノイバラの紅葉です。
 
紅茶 de ブレイク
 
サンゴジュの紅葉1501.JPG
 
サンゴジュの紅葉です。
森の近所の農家の生垣で見つけ
ました。
葉の中央脈(主脈)を残して切断
されています。
切断により、葉と茎との物質の
行き来が妨げられ、葉の上半分に
アントシアニンが作られ、紅葉します。
 

Feb 9, 2015 02:27 PM

風まかせの種子散布

2015年1月10日

1500富士山.JPG
 
新しい年が始まりました。
今年もよろしくお願いいたします。
 
風に種子散布を依存するタイプの植物は、
種子を遠くへ運んでもらえますが、どこに
着地できるかわからないという、ハンディが
あります。
 
そのため、風散布をする植物は、
①できるだけ遠くへ運んでもらいたいため、
 種子は小さく軽くなっています。
②小さな種子は栄養物も少ないため、発芽率が
 低くなるという欠点があります。
③低い発芽率をたくさんの種子を作ることで、
 カバーする戦略を採っています。
 
たとえばタンポポは、小さな花が集まって一つの
大きな花(頭花)を作っていますが、一つの頭花に
出来る種子は200個にもなるそうです。
 
南野川ふれあいの森で見られる、風散布を行う
主な植物を紹介します(画像をクリックすると
拡大します)。
 
コウヤボウキの冠毛1501.JPGコウヤボウキの花1500.JPG
 
コウヤボウキの冠毛と花(花の撮影は10月24日)です。
冠毛に比べ種子が大きく、あまり遠くへは運ばれ
ません。
 
 ツワブキの冠毛1502.JPGツワブキ1500.JPG
 
ツワブキの冠毛と花(花の撮影は11月2日)です。
コウヤボウキと同じく、種子が大きいので、親株の
近くに着地することが多いです。
 
ノゲシの冠毛1501.JPGノゲシ1500.JPG
 
ノゲシの冠毛と花(花の撮影は8月1日)です。
ノゲシの花期は4月~8月位ですが、最近はほぼ
年中見られる場所が多くなっています。
種子は風にのって遠くまで運ばれます。
 
着果短枝1500.JPG着果短枝1501.JPG
 
 
ケヤキの種子(着果短枝)
ケヤキの普通の葉っぱは秋に落葉します。
しかし小枝の先端にある小さな葉っぱ(苞葉)は、
種子をつけた小枝ごと風に運ばれます(画像左)。
着地後も風が吹くとコロコロ転がって行きます。
この小枝のことを着果短枝と呼びます。
 
 
 

Jan 10, 2015 10:19 AM

紅葉・黄葉・褐葉

2014年12月20日

        1412コナラの黄葉.JPG
 
快晴の青空に映える、南野川ふれあいの森の
紅葉です。しかし、もうすぐこの木はスッピンに
なります。
 
色づく葉には、紅葉、黄葉、褐葉(茶色)があり
ますが、これらをまとめて紅葉と呼ぶことが
多いです。
 
美しい紅葉のための3条件として
①昼と夜の寒暖の差が大きいこと
②適当な湿り気があること
③日当たりが良いこと
が挙げられます。
 
南野川ふれあいの森でも、いろいろな紅葉が
観られますが、その一部を紹介します。
画像をクリックすると拡大します
 
1412-1カマツカ.JPG   1412-2カマツカ.JPG
カマツカの紅葉です。名前は材が大変堅く、鎌の柄を作った
ことに由来します。
 
1412ナツヅタ.JPG   1412-1ナツヅタ.JPG
ナツヅタの紅葉です。この葉は葉の付け根に離層があります。
葉柄に見えるのは「枝」だそうです。
 
1412-2ハリギリ.JPG   1412ハリギリ.JPG
ハリギリの黄葉です。若い木にはトゲがたくさんあります。
成木になるとトゲはなくなります。
 
1412-2サンショウ.JPG   1412-3サンショウ.JPG
サンショウの黄葉です。サンショウは日本の代表的な
香辛料です。
 
1412-1コナラ.JPG   1412-2コナラ.JPG
コナラの黄葉です。コナラの葉は黄葉→紅葉→褐葉と
美しく変化します。
 
この他この森で観られる紅葉する木として、ヤマザクラ、
エゴノキ、ミズキ、ハゼノキ、ニシキギ、クヌギ、ケヤキ、クリ、
カキノキ等があります。

Dec 20, 2014 10:05 AM
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