ブログ(森でみつけたよ!)

紅(黄)葉とウラギンシジミの越冬

2016年12月10日

ふれあいの森・遠景.JPG
 
12月に入り、朝夕の冷え込みが増すと、紅葉は
より鮮やかになります。
 
南野川ふれあいの森は、今が最も紅葉の美しい
時期です。ぜひふかふかの落ち葉のカーペットを
踏みしめながら、紅葉をお楽しみ下さい。
画像をクリックすると、拡大します。
 
カマツカの紅葉.JPG
カマツカの紅葉です。
 
コナラの紅葉1.JPG
コナラも見事に色づきました。
 
コナラの紅葉2.JPG
これもコナラです。
 
どんぐり広場の落ち葉.JPG
どんぐり広場に降り積もった落ち葉です。
この上を歩くと、ふかふかのカーペットの
上を歩いているようです。
 
ウラギンシジミ
 
ウラギンシジミ・1.JPG
この蝶は、成虫で越冬します。
翅の裏は白銀色で、翅を閉じてとまります。
越冬する場所は、ピカピカ光る葉を持つ
照葉樹の葉の裏です。
 
照葉樹の葉は、光を反射して白く光るため、
なかなか見つかりません。鳥に襲われない
工夫でしょうか?
 
ウラギンシジミ・拡大.JPG
拡大すると、しっかり葉にしがみついて
いるのが判ります。
 
ウラギンシジミ・拡大2.JPG
さらに拡大すると、太い脚が見えます。
吸着力も強く、強風にも簡単には吹き
飛ばされません。
 
ウラギンシジミ・拡大3.JPG
5月に撮影したものです。太くて丈夫な
脚がよく見えます。人の汗を吸水中でした。
 
 
紅茶 de ブレイク
 
シオデのたね
シオデのたね.JPG
前回紹介しました、シオデのたねです。
黒い液果のなかには、ルビーのような
美しいたねが入っていました。
 
 

Dec 10, 2016 11:21 AM

森で見つけた木の実、草の実

2016年11月17日

ホトトギスの花(タイトル).JPG
 
朝夕は、めっきり寒くなり、木々の影も長くなって、
秋は深まってきました。
 
秋晴れのある日、南野川ふれあいの森とその周辺を
歩き、色鮮やかな木の実や草の実を楽しみました。
画像をクリックすると拡大します。
 
ミカン.JPG
ミカン
森の入り口の住宅の脇に、鉢植えの
ミカンの木があります。
今年は豊作で、食べごろのミカンが
たわわに実っていました。
 
シオデの液果.JPG
シオデ
森の林縁で、初めてシオデの実を
見つけました。
この黒い液果の中に入っていたのは、
ルビーのような赤い種でした。
 
ムラサキシキブ実.JPG
ムラサキシキブ
この森のムラサキシキブの実は、
日当たりが良くないためか、色が
少しくすんで見えます。
園芸店で売っているのは、コムラサキが
多く、こちらは実も沢山つき、色も鮮やか
です。
 
チャの実.JPG
お茶
お茶の実は、翌年の秋に熟します。
画像の実は、昨年の花によるものです。
お茶の実からは、良質のオイルが採れ、
高級なスキンオイルになります。
 
山椒の実.JPG
山椒
山椒の実は、秋に赤く熟します。やがて
開裂し、中から黒い種が覗きます。
赤と黒の二色効果で、鳥を誘う作戦です。
 
シロダモの実1.JPG
ロダモ
シロダモの実も、お茶の木同様、翌年の
秋に熟すため、花と実を同時に楽しむ
ことができます。
シロダモは、クスノキの仲間ですが、実は
赤色です(クスノキの仲間の実は、ほとんどが
黒か黒紫色です)。
 
紅茶 de ブレイク
 
ジョロウグモ(背側).JPG  ジョロウグモ(腹側).JPG
ジョロウグモ、その悲しい宿命
画像のクモは、産卵間近です。左は背側、右が
腹側です。私たちが目にするのは、腹側が多い
ようです。
母グモは産卵後、間もなくして、その生涯を終え
ます。いくらがんばっても、自分の子供たちを
見ることは叶いません。

Nov 17, 2016 11:16 AM

秋の南野川ふれあいの森にて

2016年10月26日

ハナミズキ・タイトル用.JPG
 
「ホトトギスの花が咲いたよ」と、知人より教えられ、
早速南野川ふれあいの森へ出かけました。
途中にある民家の庭では、ハナミズキが真っ赤に
紅葉していました。
 
森では、黄葉したヤマノイモの葉、大急ぎで実を作る
ホトトギスやコセンダングサ、ゴンズイや山椒の赤い実、
お腹がパンパンに膨らんだジョロウグモ等、秋の自然を
あちらこちらで感じることが出来ました(画像をクリック
すると拡大します)。
 
ホトトギスの花と実.JPG
ホトトギスの花は次々と咲き、
花が散ったあとすぐに種を作るため、
花と実を同時に見ることができます。
 
チャの花と実.JPG
チャの実は翌年の秋に熟すため、
花の時期に実も同時に楽しめます。
 
カラスウリの実.JPG
カラスウリの若い実はウリボウと
呼ばれ、縞模様が目立ちます。
この模様は実が完熟する頃には、
消えます。
 
ゴンズイの実.JPG
ゴンズイの実は赤く熟し避けると
中から黒い種子が露出します。
赤と黒の二色効果で、鳥を誘います。
 
茶の花とハナアブ.JPG
花の少なくなったこの時期、昆虫に
とって、チャの花は大変なごちそうです。
 
モンシロチョウとコセンダングサの花.JPG
モンシロチョウも吸蜜に夢中に
なっています。
 
紅茶 de ブレイク
 
ジョロウブモの脱皮殻
 
脱皮殻・ジョロウグモ.JPG顔の部分の拡大.JPG
 
最後の脱皮を終えた後のようです。
UPで顔を見る機会は、あまりないのでは?
じっくりご覧下さい。
 
 
 
 
 

Oct 26, 2016 12:10 PM

早いでしょ!

2016年4月19日

 蛇と遭遇

今日19日は暖かでした。
いよいよ春本番。
森の中も気持ちが良いです。
新緑が目にまぶしい。
と、気分良く森の中を一周して、どんぐり広場に戻りました。
 
腐葉土枠の後ろに、どなたかまた剪定枝を持ち込んだようで、積んであったのです枝が。
。。。でもよく見ると妙な曲線が。
 
 
IMG01049.jpg この濡れたような肌は・・・
 
頭は、積まれた枝の中で見えなかったのですが…おそらく…動かないので長い枝で優しくツン、動かず・・・・もう一度ちょっとだけ強くツンツン・・・・するとニョロリ。
びっくりしました
 
まさか4月に蛇と出会うとは!
肌の模様から言っておそらくアオダイショウでしょう。とても大きく1m50cmくらいはありそうでした。
冬眠から覚めて、日向ぼっこをしていたのでしょうか。
びっくりしましたが、こんな大きな蛇が住めるだけの豊かな森なんだなと、うれしく思いました。

Apr 19, 2016 10:36 PM

スピードは節約から

2016年4月19日

 にょきにょき

 
IMG01022-w.jpg4月16日土曜日、太さが20センチはあろうかという特大タケノコが出ていました。
高さは90センチぐらいだったでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、3日後の今日19日には、なんと高さ170センチ!まさに「にょきにょき」と。
この伸びる力は、植物の世界では超一級でしょう。瞬発力といってもいいかもしれません。
 
IMG01046-w.jpg竹はほかの植物と違い、タケノコから竹に成長するときに一気に伸びきってしまいます。そこで成長は止まります。
 
このようにすごいスピードで成長できる理由の一つとして、竹の棹は空洞が多いこと。それだけ時間もエネルギーもかからないのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
例えば、今よく咲いているハルジオンですが、あと1か月もするとよく似ているヒメジオンという花が咲きます。
 
この2つの大きな違いは茎の中。空洞なのが、春早くに出てくるハルジオン、詰まっているのがヒメジオンです。ハルジオンの茎は、とても簡単に折れます。つぼみが重たいせいでしょうか、咲くまでは茎が曲がり下を向いています。
 
早くするには、どこかで節約しないといけないわけです。
IMG01036 (2).jpg

Apr 19, 2016 10:14 PM

おとなりの畑

2016年4月 2日

 春ですねえ~

ここ数年、どんぐり広場の向かいの畑はナノハナで黄色く染まります。
IMGP1195-w.jpg
反対側の畑では、ブロッコリーが終わり、次は何ができるのかな?
 
畑と竹林、そして森・・・・・・
昔は当たり前のこの風景も、だんだん珍しくなりました。
勝手ですが、いつまでも畑も、竹林もセットで
次のそしてその次の世代までも、ここにあってほしいと願います。
 
森のコナラも、柔らかい葉を広げ始めました。
IMGP1200-w.jpg
 
 
 
 
 
 
 

Apr 2, 2016 10:37 AM

瑞祥植物

2016年1月 9日

新春の富士1601.JPG

今年もよろしくお願いいたします。

瑞祥植物とは、「おめでたいしるしの植物」のことで、
松と竹と梅を組み合わせたものが有名ですが、
それ以外にも、さまざまなものがあります。
 
南野川ふれあいの森にある主な瑞祥植物や、
縁起の良い植物を紹介します。
画像をクリックすると拡大します。
 
マンリョウ~お金持ちになるとこを願う
ナンテン~困難にあっても、難を転じる
カキ~お金を掻き集める
ニシキギ~故郷に錦を飾るおめでたい木
クヌギ~苦抜きから、苦のない人生を願う
ツバキ~寒中でも緑の葉を茂らせ、不屈の生命力

冬でも観られる植物や昆虫

マンリョウ1601.JPG
マンリョウの赤い実
 
マンリョウ白1601.JPG
マンリョウの白い実
 
ヤブコウジ1601.JPG
ヤブコウジの実
 
ジャノヒゲのたね1601.JPG
ジャノヒゲの青いたね
 
ヤブツバキ1601.JPG
ヤブツバキの花(見ごろです)
 
ホトケノザ1601.JPG
せっかちなホトケノザはもう開花しています
 
ナミテントウ1601.JPG
ナミテントウも暖かい日は日向ぼっこです
 

紅茶 de ブレイク

アオキのいびつな実
 
アオキのいびつな実1601.JPG  アオキの実1601.JPG
アオキミタマバエの幼虫が入っていて、完熟には
なりません。右は正常な実です。
 

Jan 9, 2016 12:32 PM

師走の南野川ふれあいの森にて

2015年12月25日

今年は暖冬の影響か、この森でも紅葉が
一部残っていたり、ノゲシやカタバミの花が
いつまでも咲いています。
 
クヌギやコナラの落ち葉が降り積もった、
ふかふかの散策路で、これらの花を見かけると、
不思議な気持ちになります。
 
師走の森で見つけた昆虫や植物を、紹介します。
(画像をクリックすると拡大します)
 
エサキモンキツノカメムシ1512.JPG
エサキモンキツノカメムシ
成虫で越冬するカメムシです。
背中にクリーム色のハート形の
紋があります。
 
ムラサキシジミ2.JPG
 
ムラサキシジミ.JPG
ムラサキシジミ
撮影した日は暖かく、このチョウは
日向ぼっこの最中でした。
翅を閉じていると、目立ちませんが、
翅を広げると綺麗なチョウです。
 
コセンダングサ・たね1512.JPG
コセンダングサのタネ
魚を捕るヤスの刃先のような形を
したタネは、衣服や動物のからだに
触れると、バラバラになり、突き刺さる
ようにくっつきます。
最も厄介な「ひっつきムシ」の一つです。
 
イノコヅチ・たね1512.JPG
イノコヅチのタネ
結実すると、苞がゼムクリップのように
なり、人や動物が側を通ると、確実に
くっつきます。特に衣服にくっついたものは、
なかなか落ちません。
 
ムラサキシキブの実1512.JPG
ムラサキシキブの実
すっかり葉を落としたムラサキシキブの
木に、少しだけ実が残っていました。
実はヒヨドリやメジロが食べます。特に
ウソはこの実が大好物だそうです。
 

紅茶 de ブレイク

フウセンカズラ1512.JPG
 
フウセンカズラ・たね1512.JPG
フウセンカズラの実とタネです。
風船のように膨らんだ実の中には、
白いハート形の模様のある黒いタネが
3個入っています。

Dec 25, 2015 02:44 PM

たねは何処へ行くのか(その2)

2015年12月10日

紅葉する森.JPG
 
12月に入り、朝夕はめっきり寒くなり、
南野川ふれあいの森でも紅葉が目立つ
ようになってきました。
 
今回は、風を利用してタネを遠くへ運ぶ
方法(風散布)を選んだ植物の紹介です。
 
風を利用する場合、鳥による被食散布より、
さらに親植物の望む場所への、タネの着地の
確率は低くなります。その為、風散布を選んだ
植物は、タネをたくさん作ることで確率の低さを
カバーしようとします。
 
さらにより遠くへタネを運んでもらう為、
強い風が吹くまでタネの散布を、辛抱強く
待ちます(画像をクリックすると拡大します)。
 
ノゲシ
 
ノゲシの冠毛1512.JPG  ノゲシ1512.JPG
画像は冠毛(左)と花(右)です。
本来は春の植物ですが、ほとんど年中花が
咲いています。綿のようなフワフワした冠毛を
持っていて、強い風が吹くのを待っています。
 
センニンソウ
 
センニンソウの冠毛1512.JPG  センニンソウの花1512.JPG
画像は冠毛(左)と花(右)です。
めしべの先端が渦巻き状のふわふわした羽毛の
ようになり、タネは風で運ばれます。この羽毛を
仙人のヒゲに見立てて、この名がつきました。
 
セイタカアワダチソウ
 
セイタカアワダチソウ・冠毛1512.JPG  セイタカアワダチソウ1512.JPG
 
セイタカアワダチソウの冠毛.JPG  セイタカアワダチソウ冠毛5.JPG
画像は冠毛(左上)と花(右上)
冠毛の拡大(左下、右下)です。
1本の花茎から大量のタネができ、その
繁殖力の凄さは折り紙つきです。
タネは軽く、風で運ばれますが、一部は衣服や
動物の毛に付着して散布されます。
 
ケヤキ
 
ケヤキの着果短枝1512.JPG  ケヤキの着果短枝・2.JPG
 
タネは小枝についたまま(着果短枝といいます)、
風に乗ってくるくる回りながら飛んで行きます。
一本の大木には、20万個のタネが出来るとの説も
ありますが、ほとんどのタネは、発芽しても1年以内に
枯れてしまいます。
 

紅茶 de ブレイク

 
アカボシゴマダラ・脱皮殻1512.JPG  アカボシゴマダラ脱皮柄1512.JPG
アカボシゴマダラの脱皮殻です。冬が来る前に、
成虫になれたようです。寒くてえさのない冬を
どのようにして乗り切るのでしょうか?

Dec 10, 2015 02:52 PM

たねは何処へ行くのか(その1)

2015年11月25日

植物の目的は、たねを作り、次の世代へ命を
引き継ぐことにあります。
美しい花を咲かせることではありません。
植物は自力では移動することが出来ないため、
たねの散布に自然の力をうまく利用しています。
 
今回は鳥に実を食べさせて、たねを運ぶ方法
(動物被食散布)を選んだ植物の紹介です。
画像をクリックすると拡大します
 
植物は鳥がどこへたねを運んでくれるか、その
行方を知ることは出来ません。
運よく発芽、生育に適した場所へ散布されたもの
だけが、命をつなぐことができるのです。
そのわずかな確立に、植物はすべてを賭けます。
 
サンショウの実1511.JPG
サンショウの実です。
サンショウは、赤い実、黒いたねの
ツートンカラーで、鳥を引き付けます。
赤や黒は、鳥にとって目立つ色なのです。
これを二色効果と呼びます。
 
ヤブラン・実.JPG
ヤブランの実です。
ヤブランの実は鳥の大好物で、黒っぽい
実(正しくは種子)はたちまち食べつくされて
しまいます。
黒い種皮は厚さ1ミリ程度でしかなく、鳥は
見事にだまされています。
 
ムラサキシキブ・実1511.JPG
ムラサキシキブの実です。
メジョロやジョウビタキが好んで食べます。
口に入れるとかすかに甘みを感じますが、
おいしいとは思いませんでした。
 
ニシキギの仮種皮.JPG
ニシキギのたねです。
赤い皮は仮種皮(かしゅひ)とよばれ、
高カロリーで鳥の大好物です。
仮種皮に包まれたたねは、白い色を
しています。
 
ヘクソカズラ・実1511.JPG
ヘクソカズラの実です。
完熟した実を食べると、ほんのりと甘い
そうです(食べる勇気なし)。
実をつぶすとかなり臭いですが、ヒヨドリや
メジロが食べます。鳥は本当にこの実か
好きなのか、よく判りません。
 

紅茶 de ブレイク

ツマグロヒョウモン・♂.JPG   ツマグロヒョウモン・♀.JPG
ツマグロヒョウモンです。左がオスで、右がメスです。
メスの前翅は先端部分が黒く、白い帯が目立ちます。
南方系のチョウですが、温暖化の進行で、都市周辺
でも広く見られます。

Nov 25, 2015 10:37 AM
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