ブログ(森でみつけたよ!)

山笑う頃

2017年5月 1日

新緑の森.JPG
 
山笑うとは、俳句の春の季語です。
山の草木が一斉に芽吹き、(山が)明るい
感じになる様子をいいます。
 
南野川ふれあいの森でも、新しい生命が
生まれ、色々な草や木の花が咲き、一年で
最も華やかなシーズンを迎えました。
この時期の森で咲く、花や生きものの営みを
紹介します(画像をクリックすると拡大します)。
 
コナラの発芽.JPG  ハリギリの発芽.JPG
新しい生命の誕生(コナラハリギリ
発芽)です。
 
シャガ.JPG
シャガの花です。シャガはたねが出来ない
植物ですが、おしべもめしべもあります。
 
ジュウニヒトエ.JPG  キランソウ.JPG
ジュウニヒトエの花です。右はキランソウで、
同じ仲間の花です(キランソウは、東高根森林公園にて
撮影)。
 
タンポポとハナアブ?.JPG  クサイチゴとハナアブ.JPG
タンポポクサイチゴです。これらの花には、色々な
昆虫が花粉や蜜を求めてやってきます。
 
エゴツルクビオトシブミ.JPG    エゴツルクビオトシブミ2.JPG
エゴツルクビオトシブミが揺籃(ゆりかご)を作って
いました。
 
オトシブミ.JPG  オトシブミ2.JPG
エゴツルクビオトシブミが作った揺籃です。
この中に卵が入っています。卵から孵った
幼虫はこのゆりかごを作っていた葉を食べて、
成長します。
 
 
紅茶 de ブレイク
 
 イカリソウ.JPG
イカリソウの花です。名前の由来は、花の形が
錨に似ているからです(東高根森林公園にて)。
 

May 17, 2017 02:15 PM

芽吹きの頃

2017年4月13日

ヤマザクラ.JPG
 
南野川ふれあいの森では、ヤマザクラが満開に
なりました。
 
毎年この頃に森の中では、一斉に芽吹きが
始まります。
鮮やかな緑色のほか、赤や茶色、銀色等、
色とりどりの芽吹いたばかりの葉を見ることが
できます。
 
赤っぽい葉は、植物が紫外線対策をしている
ためです。紫外線は人間だけでなく、植物に
とっても有害であり、その防御手段として、
ポリフェノールを作り出します。そのため葉が
赤っぽく見えるのです(画像をクリックすると
拡大します)
 
 
アラカシの新芽.JPGツタの新芽.JPG
アラカシの葉です。       ツタの葉です。
 
ヤマザクラの新芽.JPGシロダモの新芽.JPG
ヤマザクラの葉です。     シロダモの葉です。
 
ゴンズイの新芽.JPGアカメガシワの新芽.JPG
ゴンズイの葉です。       アカメガシワの葉です。
                   赤いのは葉ではなく、表面に
                   密生している細かい毛です。
 
紅茶 de ブレイク
 
アケビ雄花.JPGアケビ雌花.JPG
アケビの雄花です。       アケビの雌花です。

Apr 13, 2017 08:47 AM

春を探す

2017年4月 5日

芽吹きの森.JPG
森全体に茶色っぽさが消え、緑が広がり始めて
います。
木々の芽は、一雨ごとに大きくなり、タチツボスミレや、
ホトケノザ、モミジイチゴなどの花が咲き乱れています。
 
カナヘビも見つけました。森の近くの畑では、ナノハナが
満開です。
 
この時期、南野川ふれあいの森で見られる主な植物を
紹介します(画像をクリックすると拡大します)。
 
モミジイチゴ2.JPG
モミジイチゴの花です。
この花は下向きに咲きます。
 
サンショウ2.JPG
サンショウの新芽です。
 
タチツボスミレ1.JPG
タチツボスミレです。
 
ヒメオドリコソウ1.JPG
ヒメオドリコソウです。
 
ホトケノザ2.JPG
ホトケノザです。下唇に赤い斑点が
あります。訪花昆虫のためのガイド
マークです(ヒメオドリコソウも同じです)。
 
ハリギリ2.JPG
ハリギリの新芽です。おいしい山菜として、
人気があります。
 
カナヘビ1.JPG
小さなカナヘビを見つけました。
今年卵から孵った幼体のようです。
 
紅茶 de ブレイク
 
ナガミヒナゲシ2.JPG  キブシ2.JPG
ナガミヒナゲシとキブシの花です。
東高根森林公園にて
 
 
 

Apr 5, 2017 10:51 AM

南野川ふれあいの森に春が来た

2017年3月 2日

ギンヨウアカシア.JPG
 
3月に入り、晴れた日には日差しも強くなって、
春らしくなってきました。
南野川ふれあいの森の近くの民家では、
ギンヨウアカシアの花が満開です。
 
春先に咲く野の花は、小さな花が多いです。
小さな花は、まとまって咲くことで、昆虫にその
存在をアピールしているようです。
 
南野川ふれあいの森を歩くと、至るところで
小さな春を感じることができます(画像をクリック
すると拡大します)。
 
ナズナ.JPG
ナズナです。別名ペンペングサ
 
ヒイラギナンテン.JPG
ヒイラギナンテンです。この花は
おしべを軽く突くと、おしべはめしべのほう
寄って行きます。
 
ウグイスカグラ.JPG
ウグイスカグラです。今が見ごろです。
 
ブロッコリーの花.JPG
ブロッコリーの花です。森のお隣の
畑で見かけました。
 
アオキのつぼみ.JPG
アオキのつぼみです。丸いつぶつぶが
花になります。
 
ニワトコのつぼみ.JPG
ニワトコのつぼみです。ブロッコリーに
そっくりです。
 
紅茶 de ブレイク
 
山桜のヤニ.JPG
これはヤマザクラのヤニです。
琥珀色でキラキラ光っていて、
宝石のようでした。

Mar 2, 2017 12:10 PM

いろいろな冬芽

2017年2月 6日

ハリギリの葉痕.JPG
 
ハリギリの葉痕です。何かの顔に
似ていませんか?
 
立春も過ぎ、一部の気の早い冬芽はもう、
ほころび始めました。
 
今回は、南野川ふれあいの森で見られる
冬芽のうち、比較的大きくて見やすいものを
紹介します(画像をクリックすると拡大します)。
シロダモ.JPG
冬芽は大きく分けると、鱗芽と裸芽に区別され
ます。
鱗芽とは、芽鱗(がりん)と呼ばれるうろこ状の
もので保護されている芽のことです。
裸芽とは、芽鱗などで保護されていない芽の
ことで、細かい毛で被われていることが多いです。
 
シロダモです。タイプは鱗芽で、沢山の芽鱗で
被われています。
 
ハリギリ.JPG
ハリギリです。タイプは鱗芽で、2~3枚の
大きな芽鱗が特徴です。
 
モミジイチゴ.JPG
モミジイチゴです。タイプはこれも鱗芽で、
糖分からアントシアニンという、赤い色素が
作られ、赤い芽鱗になります。
 
アカメガシワ.JPG
アカメガシワです。タイプは裸芽で、細かい
毛で被われています。
 
ムラサキシキブ(側芽).JPG
ムラサキシキブです。タイプは裸芽で、
画像は側芽(枝の途中にある冬芽)です。
 
エゴノキ.JPG
エゴノキです。タイプは裸芽で、副芽という
予備の芽(画像の芽の右下の部分)を
持っています。
 
ニワトコ(混芽).JPG
ニワトコです。この芽は混芽といって、一つの
芽の中に花芽と葉芽の両方が入っています。
 
アオキ(混芽).JPG  アオキ冬芽2.JPG
アオキです。これも混芽で、冬芽は大きくて
見やすいです。右の画像は、冬芽をカット
したもので、まるいつぶつぶが花芽、手前の
細長いものが葉芽です。
 
 
紅茶 de ブレイク
 
テントウムシの集団越冬.JPG  テントウムシの集団越冬拡大.JPG
テントウムシが、樹木名表示板の裏側で
集団越冬中でした。右は拡大画像です。
(県立四季の森公園にて撮影)
 
 
 
 
 
 

Feb 6, 2017 04:44 PM

生きものたちの冬越し(こんなところで越冬?)

2017年1月 7日

タイトル・センリョウ.JPG
 
1月の南野川ふれあいの森は、時折、冬鳥の声が
聞こえるだけで、大変静かです。
 
えさがほとんどないこの時期、生きものたちは、
どのようにして春を待っているのでしょうか?
画像をクリックすると拡大します。
 
イヌツゲの虫こぶ.JPG
イヌツゲの虫こぶです。この虫こぶの中で、
イヌツゲタマバエの幼虫が、越冬中です。
鳥などに襲われる心配は、まず無し!
 
アオキミフクレフシ.JPG
アオキに出来た虫こぶの中では、アオキ
ミタマバエの幼虫が春を待っています。
春までに実の中でさなぎになり、初夏のころ、
成虫となって飛び出します。
 
くもの卵鞘.JPG
ジョロウグモの卵鞘です。卵鞘の中には、
卵がびっしり入っています。
くもは不完全変態といって、さなぎにならず、
卵からいきなり子ぐもに変態します。
 
くもの卵鞘2.JPG
「テントウムシ」の掲示板の裏には、
別のくも?の卵鞘がありました。
 
カマキリの卵鞘2.JPG
ハラビロカマキリの卵鞘です。このカマキリは、
樹上性で、主に樹の上で生活しています。
卵鞘も木の幹や枝先に多く見られます。
 
不完全変態で春には沢山の子カマキリが誕生
しますが、ほとんどは鳥などに食べられてしまいます。
 
カマキリの卵鞘1.JPG
ハラビロカマキリの卵鞘の裏側は、このように
枝にしっかりくっついています。
 
字かき虫.JPG
字かき虫(ハモグリバエ)の食痕です。
ハモグリバエは、葉肉の中に産卵し、幼虫は
葉肉を食べて成長します。そしてさなぎで越冬
します。
どうして葉肉の中をこんなに複雑に動きまわる
のでしょうか?その戦略は?いろいろ想像して
下さい。
 
字かき虫2.JPG
ここでさなぎになったようです(茶色の部分)。
 
 
紅茶 de  ブレイク
 
セミの抜け殻.JPG
夏の名残りのアブラゼミの抜け殻がまだ
ありました。
すく近くにはハラビロカマキリの卵鞘が・・・
季節が夏だったら、ニアミスものです。

Jan 7, 2017 09:50 PM

紅(黄)葉とウラギンシジミの越冬

2016年12月10日

ふれあいの森・遠景.JPG
 
12月に入り、朝夕の冷え込みが増すと、紅葉は
より鮮やかになります。
 
南野川ふれあいの森は、今が最も紅葉の美しい
時期です。ぜひふかふかの落ち葉のカーペットを
踏みしめながら、紅葉をお楽しみ下さい。
画像をクリックすると、拡大します。
 
カマツカの紅葉.JPG
カマツカの紅葉です。
 
コナラの紅葉1.JPG
コナラも見事に色づきました。
 
コナラの紅葉2.JPG
これもコナラです。
 
どんぐり広場の落ち葉.JPG
どんぐり広場に降り積もった落ち葉です。
この上を歩くと、ふかふかのカーペットの
上を歩いているようです。
 
ウラギンシジミ
 
ウラギンシジミ・1.JPG
この蝶は、成虫で越冬します。
翅の裏は白銀色で、翅を閉じてとまります。
越冬する場所は、ピカピカ光る葉を持つ
照葉樹の葉の裏です。
 
照葉樹の葉は、光を反射して白く光るため、
なかなか見つかりません。鳥に襲われない
工夫でしょうか?
 
ウラギンシジミ・拡大.JPG
拡大すると、しっかり葉にしがみついて
いるのが判ります。
 
ウラギンシジミ・拡大2.JPG
さらに拡大すると、太い脚が見えます。
吸着力も強く、強風にも簡単には吹き
飛ばされません。
 
ウラギンシジミ・拡大3.JPG
5月に撮影したものです。太くて丈夫な
脚がよく見えます。人の汗を吸水中でした。
 
 
紅茶 de ブレイク
 
シオデのたね
シオデのたね.JPG
前回紹介しました、シオデのたねです。
黒い液果のなかには、ルビーのような
美しいたねが入っていました。
 
 

Dec 10, 2016 11:21 AM

森で見つけた木の実、草の実

2016年11月17日

ホトトギスの花(タイトル).JPG
 
朝夕は、めっきり寒くなり、木々の影も長くなって、
秋は深まってきました。
 
秋晴れのある日、南野川ふれあいの森とその周辺を
歩き、色鮮やかな木の実や草の実を楽しみました。
画像をクリックすると拡大します。
 
ミカン.JPG
ミカン
森の入り口の住宅の脇に、鉢植えの
ミカンの木があります。
今年は豊作で、食べごろのミカンが
たわわに実っていました。
 
シオデの液果.JPG
シオデ
森の林縁で、初めてシオデの実を
見つけました。
この黒い液果の中に入っていたのは、
ルビーのような赤い種でした。
 
ムラサキシキブ実.JPG
ムラサキシキブ
この森のムラサキシキブの実は、
日当たりが良くないためか、色が
少しくすんで見えます。
園芸店で売っているのは、コムラサキが
多く、こちらは実も沢山つき、色も鮮やか
です。
 
チャの実.JPG
お茶
お茶の実は、翌年の秋に熟します。
画像の実は、昨年の花によるものです。
お茶の実からは、良質のオイルが採れ、
高級なスキンオイルになります。
 
山椒の実.JPG
山椒
山椒の実は、秋に赤く熟します。やがて
開裂し、中から黒い種が覗きます。
赤と黒の二色効果で、鳥を誘う作戦です。
 
シロダモの実1.JPG
ロダモ
シロダモの実も、お茶の木同様、翌年の
秋に熟すため、花と実を同時に楽しむ
ことができます。
シロダモは、クスノキの仲間ですが、実は
赤色です(クスノキの仲間の実は、ほとんどが
黒か黒紫色です)。
 
紅茶 de ブレイク
 
ジョロウグモ(背側).JPG  ジョロウグモ(腹側).JPG
ジョロウグモ、その悲しい宿命
画像のクモは、産卵間近です。左は背側、右が
腹側です。私たちが目にするのは、腹側が多い
ようです。
母グモは産卵後、間もなくして、その生涯を終え
ます。いくらがんばっても、自分の子供たちを
見ることは叶いません。

Nov 17, 2016 11:16 AM

秋の南野川ふれあいの森にて

2016年10月26日

ハナミズキ・タイトル用.JPG
 
「ホトトギスの花が咲いたよ」と、知人より教えられ、
早速南野川ふれあいの森へ出かけました。
途中にある民家の庭では、ハナミズキが真っ赤に
紅葉していました。
 
森では、黄葉したヤマノイモの葉、大急ぎで実を作る
ホトトギスやコセンダングサ、ゴンズイや山椒の赤い実、
お腹がパンパンに膨らんだジョロウグモ等、秋の自然を
あちらこちらで感じることが出来ました(画像をクリック
すると拡大します)。
 
ホトトギスの花と実.JPG
ホトトギスの花は次々と咲き、
花が散ったあとすぐに種を作るため、
花と実を同時に見ることができます。
 
チャの花と実.JPG
チャの実は翌年の秋に熟すため、
花の時期に実も同時に楽しめます。
 
カラスウリの実.JPG
カラスウリの若い実はウリボウと
呼ばれ、縞模様が目立ちます。
この模様は実が完熟する頃には、
消えます。
 
ゴンズイの実.JPG
ゴンズイの実は赤く熟し避けると
中から黒い種子が露出します。
赤と黒の二色効果で、鳥を誘います。
 
茶の花とハナアブ.JPG
花の少なくなったこの時期、昆虫に
とって、チャの花は大変なごちそうです。
 
モンシロチョウとコセンダングサの花.JPG
モンシロチョウも吸蜜に夢中に
なっています。
 
紅茶 de ブレイク
 
ジョロウブモの脱皮殻
 
脱皮殻・ジョロウグモ.JPG顔の部分の拡大.JPG
 
最後の脱皮を終えた後のようです。
UPで顔を見る機会は、あまりないのでは?
じっくりご覧下さい。
 
 
 
 
 

Oct 26, 2016 12:10 PM

早いでしょ!

2016年4月19日

 蛇と遭遇

今日19日は暖かでした。
いよいよ春本番。
森の中も気持ちが良いです。
新緑が目にまぶしい。
と、気分良く森の中を一周して、どんぐり広場に戻りました。
 
腐葉土枠の後ろに、どなたかまた剪定枝を持ち込んだようで、積んであったのです枝が。
。。。でもよく見ると妙な曲線が。
 
 
IMG01049.jpg この濡れたような肌は・・・
 
頭は、積まれた枝の中で見えなかったのですが…おそらく…動かないので長い枝で優しくツン、動かず・・・・もう一度ちょっとだけ強くツンツン・・・・するとニョロリ。
びっくりしました
 
まさか4月に蛇と出会うとは!
肌の模様から言っておそらくアオダイショウでしょう。とても大きく1m50cmくらいはありそうでした。
冬眠から覚めて、日向ぼっこをしていたのでしょうか。
びっくりしましたが、こんな大きな蛇が住めるだけの豊かな森なんだなと、うれしく思いました。

Apr 19, 2016 10:36 PM
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