ブログ(森でみつけたよ!)

競争の夏

2013年7月 4日

生きるって大変だ!

この時期、森は湿気が多く、少し気温が上がり風がない日は、ここは熱帯雨林かと思うほど (熱帯雨林に行ったことがないので、想像ですが)、草いきれでむせ返りそう。
そんな中、虫も草も、木も、鳥も、生きるために競争している。
クワガタ無残.jpg
 
 
出会いの広場のテーブルの上、ノコギリクワガタの頭部と足を発見!この時、まだ足が動いていました。
でも、アリが数匹すでにクワガタの肉にくらいついていました。
想像するところ、クワガタはカラスに捕獲され胴体はカラスのおなかに、頭はこの角を振り回しカラスから逃れ落下・・・そしてアリの餌食に・・・
食う食われるの世界です。
 
コナラがんばれ.jpgさて、この木は?
2月に植えたコナラです。
5月には、イモムシ君に食べられ坊主状態でしたが、見事復活!
森の中でも、何とか日光をキャッチできる場所だったので、 葉を広げ背も伸び、枝も増えました。
この夏、いかに多くの光をキャッチできるかでこの木の運命は決まります。うまいこと枝をひろげ大きくなりますように。
ちなみに、同じときに植えたほかの3本も何とか頑張っています。
植物、特に樹木は光がたくさん受け取れるように、枝を伸ばす方向や角度も調節しているのです。植物も競争しています。
 
スツール無残.jpg
 こちらはちょっとお粗末な競争の後。
数年前こもれび広場に、伐採した木の丸太でスツールを作りました。 スツールとして作ったのでかなり深く埋めました。
それが先月、今月と掘り返されてしまいました。
想像すると、ここにはクワガタがいそうだと、掘り返したのでしょう。いたかどうかは、わかりませんが、掘り返したままの丸太、地面には穴がそのまま。きちんと元にもどしてほしかったですね。
樹木の根際を掘った後も、あちこちに見られます。
原状復帰、森を訪れる人のマナーです。
    

Mar 18, 2014 10:08 AM

つゆ時の生き物たち

2013年6月29日

今年の関東地方は、空つゆですかね。雨が少ないですね。しかし南野川ふれあいの森の中は、しっとりとしていて、涼しいです。生き物たちにとっては、快適な環境のようで、活発に活動しています(画像をクリクすると拡大します)。
 
エゴノネコアシ
エゴノネコアシアブラムシがエゴノキの側芽に寄生した虫こぶです。その形が猫の足に似ているので、この名がつきました。
 
エゴノネコアシ・1.JPG
 
ニホンカナヘビ
日本の固有種で、ニホントカゲに似ていますが、鱗に光沢がありません。昆虫、クモ、ワラジムシ等を食べます。最近固体数が減少しているそうです。
 
ニホンカナヘビ・1.JPG
 
ムラサキシキブ
クマツヅラ科の落葉低木で、花は淡紫色の小花が集まってつきます。秋になって落葉した後も実が残っていて、よく目立ちます。小花は一斉に咲くことはなく、次々と咲きます。これは花時と梅雨が重なるため、花粉が濡れるロスを少なくするための、工夫ではないかと推測しています(実の画像は昨年秋の撮影です)。
 
 
ムラサキシキブ・1.JPG     ムラサキシキブ・実1.JPG

Mar 18, 2014 10:08 AM

赤くなれないアオキの実

2013年6月17日

南野川ふれあいの森を散策していると、いびつな形をしていたり、赤く熟していないアオキの実をよく見かけます。これをアオキオクレミといいます。アオキオクレミはアオキミタマバエという小さなハエがアオキの実に産卵したため、完熟できない実のことです。実が完熟しないのは、鳥に産卵した実を食べられないための工夫といわれています(画像をクリックすると拡大します)。
 
       アオキオクレミ.JPG
 
アオキミタマバエの幼虫は、産卵された実の中で越冬します。そして翌年5~6月に蛹化し、成虫となって実から脱出します。その時にさなぎ殻を置き土産にして行きます。1個の実には、数個の卵を産卵するため、さなぎの脱出殻がいくつも残っている実もあります。なお成虫の寿命はたった1日といわれています。
 
アオキ・さなぎ殻1.JPG      アオキ・さなぎ殻2.JPG
 
紅茶 de ブレイク
 
クリの木の花です。左が雄花で右が雌花です。雄花は風媒花で強い香りがあります。クリの実は一枝に1~2個できます。
 
クリの雄花'13.JPG      クリの雌花’13.JPG

Mar 18, 2014 10:08 AM

梅雨時に咲く花

2013年6月 4日

例年より10日も早く、梅雨入りとなりました。我が家の近くの小さな公園で、咲き始めたアジサイの葉の上に、カタツムリを見つけました。アジサイとカタツムリ、梅雨の季節にはこれがピッタリです。
今回は、このアジサイに少し先行して咲く、ドクダミの花の紹介です(画像をクリックすると拡大します)。
 
 
ドクダミ(ドクダミ科)はやや日陰を好みます。この花の白い部分は、4枚の花びらのように見えますが、苞と呼ばれる葉が変化したものです。中心部の穂状の部分が花の集合体です。有性生殖(受粉で種子を作る)、単為生殖(雄性または雌性の配偶子のみで種子を作る)のほか、地下茎を伸ばしても増えます。
このように繁殖力の非常に強い植物で、至ると ころで群生しています。  
 
     ドクダミの花.JPG  ドクダミ・花の拡大.JPG  ドクダミ(開花寸前).JPG
左は群生する」ドクダミの花、中央は花を拡大しました。黄色いのがおしべで
白いのがめしべです。右は開花寸前のドクダミの花です。
 
        ドクダミ・5弁花.JPG    ドクダミとホソヒラタアブ.JPG
左は白い苞が5枚ある花です。ドクダミも蜜や花粉がありますので、ホソヒラタアブや
アリなどがやってきます。
 
紅茶 de ブレイク
 
                             ニワトコの完熟の実.JPG
           
           ニワトコの実が完熟になりました

Mar 18, 2014 10:08 AM

エゴノキとスイカズラの花

2013年5月24日

南野川ふれあいの森のお隣の畑では、ウツギの白い花が満開です。森の中でも白い花が目立ちます。白い色は紫外線を跳ね返すので、昆虫にとっては目立つ色なのです。
今回はエゴノキとスイカズラの花の紹介です(画像をクリックすると拡大します)。
 
エゴノキはエゴノキ科の落葉高木で、花は小枝の先に下向きに沢山つけます。下から見上げると、枝いっぱいに花がぶらさがっているのが、よく見えます。果肉にはサポニンを含み、果皮を口に入れると、強いエグ味を感じます。
 
エゴノキ1.JPG
 
花冠は5裂し、10本のおしべと1本のめしべがあります。花が落ちるときは、花ごとポトリと落ちます。
 
エゴノキ2.JPG
 
 
スイカズラはスイカズラ科の常緑つる性の木本で、葉は対生します。花には甘い香りがあり、花びらは白から黄色に変化します。一つの枝に白と黄色の花が同居するため、金銀花とも呼ばれます。
 
スイカズラ.JPG
 
花は2個並んでつき、花冠の上片は浅く4つに裂けます。おしべ5本とめしべ1本を持っています。白い花が黄色くなるのは受粉が終わった合図らしく、、おしべもめしべもダラリと垂れ下がります。
 
  スイカズラ1.JPG     スイカズラ2.JPG
 
 
紅茶 de ブレイク
 
オガタマ(モクレン科)の花です。この花も素敵な香りがします。(川崎市宮前区宮崎にて)。
 
オガタマ.JPG
 

Mar 18, 2014 10:08 AM

黄色い花

2013年5月16日

日本の野生種の花のうち、黄色い花は約30%を占めるそうです。受粉を媒介するハエやアブの仲間、モンシロチョウ、ベニシジミなどは黄色い花を好みます。
黄色は昆虫から見れば、目立つ色なのです。そのため受粉を昆虫に依存する植物は、昆虫が来てくれる確立の高い黄色の花を咲かせるよう、進化してきたのだと思います。
今回は南野川ふれあいの森に咲く、黄色い花を紹介します(画像をクリックすると拡大します)。
 
オオジシバリ.JPG
オオジシバリ(キク科)~少し湿り気のある道端などを好みます。
花びらは、通常10枚あります。茎が地面を這う様子が、地面を
縛るように見えることからこの名がつきました。
 
ノゲシ.JPG
ノゲシ(キク科)~野原や畑、道端など日当たりの良い場所に生えます。
茎や葉を切ると白い乳液がでます。たねは白い冠毛を持っています。
 
ハハコグサ.JPG
ハハコグサ(キク科)~人里近くに多く、時に群生します。春の七草の
一つです。全体が白っぽく見えるのは、細かい白い毛が全体に生えて
いるためです。
 
カタバミ.JPG
カタバミ(カタバミ科)~人里近くのいたるところに生育します。花は
5弁花で日中開花し、夜は花を閉じます。シュウ酸を含むため、噛むと
酸っぱい。
 
紅茶 de  ブレイク
 
ガクウツギ(ユキノシタ科)
ガクウツギ.JPG
自然環境保全センター(厚木市)にて

Mar 18, 2014 10:08 AM

虫も忙しい若葉の季節

2013年5月 4日

 
 連休の谷間、5月2日に森へ出かけました
よい天気だったのですが、5月にしては肌寒い日。
もうタケノコの時期も終わったせいか、2時間ほどいたのですが人間には誰にも会わず、その代わりたくさんの虫に出会いました。
 
ほんの一週間しかたっていないのに、森は一段と緑が多くなり、草も背が高くなっています。
どんぐり広場に足を踏み入れると、何かがバタバタ飛びました。
フェンスに留まったところを撮影しました。全容は見えませんが、おそらくツチイナゴツチイナゴのサムネール画像
体長は6センチぐらいでとても大きい。
この時期にこんなに大きいバッタ類がいるのかと思ったら、ツチイナゴは成虫で越冬するそう。だから、冬に目立たないよう枯草の色をしているのかもしれませんね。
 
テントウムシ掲示板の前には、ダイミョウセセリが日向ぼっこ。セセリチョウの仲間は、姿が愛らしいですね。                                                         ダイミョウセセリ                                   かわいいものを見た後だったので、よけいに怖く見えてしまいました…出会いの広場のテーブル横のコナラに、オオスズメバチ
この時期なので、巣作りの場所の選定中?それとも木のうろにたまった水を飲みに来たのかな?このあたりには巣は作らないでねとお願いしました。オオスズメバチ                   
しかし、木や草の葉っぱの陰などで、さまざまなイモムシ君たちを目撃しました。コナラのイモムシ  これは、今年の2月に「どんぐり畑」から「野草を楽しむ散策路」に移植したコナラにいたイモムシ君、幼虫図鑑などいろいろ調べてみたのですが特定できず・・・・どなたか教えてください。体長2センチほどでした。このイモムシ君たち、やっと出てきた葉っぱをほとんど丸坊主に食べてしまったのです。移植したコナラ実は移植した6本のうち3本は根づかなかったようで枯れてしまいました。残り3本のうちの1本がこのありさま。。。大丈夫でしょうか。以前に萌芽更新にトライした時も、新しい芽がたくさん出たのに、イモムシ君たちにやられてしまったことがありました移植して力のない樹木は、虫に負けてしまうのですね。
しかしたくさんいるイモムシも、鳥や他の虫に食べられたりと、成虫になるまでいくつもの危険にあうのでしょうが・・・
 
たくさんと言えば、カラスノエンドウにアブラムシ
害虫として誰でも知っているアブラムシ。これも、新芽が大好きで今森の下の畑で繁殖中!
お庭などでは、防除するにはなかなかの難敵。薬を使っても、すぐに耐性を持つのが生まれて来てしまうのです。むしろ、農薬はアブラムシを食べているテントウムシやクサカゲロウなどほかの生き物も殺してしまうから、ますます増えてしまうなんてこともあるのです。そういえば、森の中ではアブラムシが大発生なんてあまり見ませんね。
 
最後に虫ではありませんが、またきれいなクモを見つけました。ウロコアシナガグモ
シロダモの柔らかい若葉の上で待機中でした。ウロコアシナガグモ
 
 
 
 
 
 

Mar 18, 2014 10:08 AM

シャガとジュウニヒトエとホウチャクソウ

2013年5月 4日

春の嵐が吹き荒れた4月も終わり、南野川ふれあいの森にも新緑がまぶしい季節がやってきました。昨年の草刈や常緑樹の伐採で、光が地面に届くようになったためか、今年は植物たちが大変元気で、機嫌も良さそうです。元気に咲いた花々の中から、いくつかを紹介します(画像をクリックすると拡大します)。
 
シャガ(アヤメ科)
たくさん咲きました。同じアヤメ科の他の花に比べても、洗練された
美しさを感じるオシャレな花です。しかしこの花は残念なことに、「たね」が
出来ません(ほふく茎を伸ばした増えます)。
 
シャガの花.JPG
 
ジュウニヒトエ(シソ科)
淡い紫色の花が、輪生状に咲きます。沢山の花が幾重にも重なって
咲く様子を、「十二単」に見立ててこの名がつきました。この花も日当たり
が良くなったので増えました。キランソウと同じ仲間の花です。
 
ジュウニヒトエ.JPG
 
ホウチャクソウ(ユリ科)
林の中や竹林などで見られ、日陰でもよく咲きます。花は半開き状で、
全開しません。子供の頃、この花はいずれユリのような花が開くと信じて
いました。遠い昔が懐かしく思い出される花です。
 
ホウチャクソウの花.JPG
 
 
紅茶 de ブレイク
 
新緑の南野川ふれあいの森の様子です。
 
新緑の森.JPG
 
    日々に色かはりゆく新樹かな      虚子
 
 
 

Mar 18, 2014 10:08 AM

緑色の小さな生き物

2013年4月28日

 
森の下の畑のところ、今はスギナやカラスノエンドウ、タンポポなどがいっぱいです。
よーく見ていると、あちこちで草の葉を揺らしているものがあります。
アブの仲間やガガンボなどが飛んでいます。
 
さらによく見ていると、小さなクモがあちこちで動いていました。
 
とてもよく動き回るので、写真におさめるのに苦労しました。
前回ご紹介したワカバグモのような緑色ですが、おなか部分がふくれていて白っぽい。
ハナグモでした。ハナグモ
ワカバグモと同じカニグモの仲間、横に歩き回ってアブラムシなどを捕まえて食べます。
 
もう一つ見つけたのは、足にとげとげがあるやはり薄い緑色のクモ。写真だと黒っぽく見えますが・・・。
ササグモ
 
こちらはササグモ。笹の葉に多いためにつけられた名前のとおり、笹の葉にいました。
 
クモが歩き回るのを見ていたら、葉っぱの色に紛れてバッタの仲間がじっとしているのを見つけました。まだ幼虫のようです。キリギリスでしょうか?
バッタの仲間
 
幼虫は、草花の花粉も食べるようですね。
ハナムグリの仲間も花粉を食べますが、これらの虫たちは食べるときに体中に花粉をつけるので、知らず知らずのうちに受粉の役目も果たしているんですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Mar 18, 2014 10:08 AM

旨いものには刺がある

2013年4月24日

 前回のブログ記事「春を食べる」で紹介された中に、【ハリギリ】がありました。
その名のとおり、芽や若い枝に鋭い針のような刺があります。
 
これと同じく刺だらけだけど、おいしい【タラノキ】があります。
タラの芽として野菜と並んで売られていたりします。
天ぷらにすると本当においしいですよね。
どちらもウコギ科の樹木です。
 
葉の上まで鋭い刺が!
タラノキ刺.jpgのサムネール画像
南野川ふれあいの森には、ハリギリの大木があります。
一方のタラノキ、図鑑によると高さ10メートルにもなるものもあると書かれていますが、
見つけてからもう8年ほどたっていますがいっこうに大きくならず、高さ60センチぐらいのままです。どなたか、毎春ここのタラの芽の天ぷらを食しているせい?誤解のないよう、私ではございません。
 
 
 
とにかく刺だらけ。
 
タラノキとワカバグモのサムネール画像
タラノキを見ていたら、葉っぱと同じ色のクモがジーっと獲物が来るのを待っていました。
調べてみると、【ワカバグモ】のオスのようです。
それにしてもワカバグモとは、この時期にぴったりの良いお名前。まさに若葉色のクモでした。
 
 
 
 
 
 
オスは、頭の上の方や足が赤っぽくなるそう。メスは、全身若葉色のようです。
ワカバグモ ♂
 
 
 
          
 

Mar 18, 2014 10:08 AM
toTop