ブログ(森でみつけたよ!)

クサイチゴの花

2007年3月16日

クサイチゴは落葉小低木で樹木の仲間ですが、高さは数十センチしかなく、葉も草っぽく、イメージとしては多年生の草にみえます。
果実は5~6月にみのります。あっさりした甘さで、砂糖とレモン汁を加えてジャムにすると、おいしそうです。花弁は大きく(径3~4センチ)、しかも花は上向きに咲くため、虫が止まりやすい形になっています。またクサイチゴは受粉が終わると、すぐに花弁を落としてしまう省エネに徹した花です。
南野川ふれあいの森のクサイチゴの実は、子供達に1粒ずつ食べさせる程度しかないため、ジャムを作るのは無理かも。大切にして下さい。
(画像をクリックすると拡大します)

Mar 18, 2014 10:05 AM

赤く熟さないアオキの実

2007年3月21日

アオキは冬から春にかけて、楕円形の赤いおいしそうな実をつけます。これを輪切りにして匂いを嗅ぐと、青臭くてとても人間は食べる気にはなれません。しかし鳥は食べます(鳥の味覚はどうなっているのでしょうか?)
アオキの実をよく観ると、緑色でいびつな形をしたものや、一部分だけ赤くなっていても熟していない実が多いことに気づきます。これはアオキミタマバエが、卵を産みつけたためです。卵を産み付けられた実は、その幼虫に実の内側を食べられてしまうのです。成長したアオキミタマバエの幼虫は、夏に成虫となって飛び立ちます。
画像は変形したアオキの実です(画像をクリックすると拡大します)

Mar 18, 2014 10:05 AM

スミレの花

2007年3月29日

南野川ふれあいの森は、昨年皆さんのご協力で、ササや草を刈り取ったおかげで、今年はスミレがたくさん咲きました。
スミレの仲間の多くは、虫を媒介する他家受粉のほかに、花弁の開く花の終わる頃から初秋にかけて、ツボミ状の閉鎖花(開花しない花)をつけます。そして、その中で自家受粉をして、種子をつくることが出来ます。閉鎖花は虫に来てもらう必要がないため、蜜も不要ですし、花粉も最小限でOKという、省エネ受粉が可能です。
しかし遺伝的には、障害がでてくるかも知れません。閉鎖花をもつ花はスミレの他に、以前ご紹介した、ホトケノザや、ツユクサなどが有名です。(スミレの画像をクリックすると拡大します)

Mar 18, 2014 10:05 AM

アオキの不思議

2007年4月 7日

アオキは日陰に強く、林の中のように光が届きにくいところでも、立派に育ちます。若い枝も緑色で葉緑素があり、枝でも少しは光合成ができるようです。またアオキの葉は、火傷、しもやけ、切り傷などに効用がある民間薬として有名です。
アオキは実が美しいからと移植しても、全く実がならないことがあります。これはアオキにはお株とめ株の両方があり、め株を移植しないと、結実しないからです(雌雄異株・しゆういしゅ)。
ところで皆さんは、アオキの花を観たことはありますか?ご紹介します(左がお花、右がめ花です)。
画像をクリックすると拡大します。

Mar 18, 2014 10:05 AM

ニワトコは木のブロッコリー?!

2007年4月17日

ニワトコはその年に伸びた枝の咲きに3~4月頃、クリーム色の小さな花を沢山つけます。
スイカズラ科の落葉低木ですが、この花のつぼみの時はブロッコリーにそっくりです。花にはおしべが5本めしべが1本あり、花びらは5つに深く裂けます。また果実は夏頃赤く熟しますが、鳥にはあまり人気はないようです。
ニワトコによく似た草で「ソクズ」というのがあります。花びらの先がソクズはとがり、ニワトコは丸くなっているので、区別できます。
下の画像はニワトコのつぼみと花です。(画像はクリックすると拡大します)

Mar 18, 2014 10:05 AM

ハルジオンの虫たちへの合図

2007年5月 4日

南野川ふれあいの森やその周辺には、ハルジオン(春紫苑)が沢山咲いています。北アメリカ原産の帰化植物で、茹でると春菊に似た香りがあり、和え物や油いためにして、食することが出来ます(あまりおいしくない?)。
ところで、空を飛んでいる虫たちにハルジオンは自分の存在を、どのように知らせているのでしょうか?下の画像をご覧下さい。
モノクロの画像のように、紫外線を通すフィルターを使って写すと、周辺部に比べ中心部は紫外線の反射が弱いので、黒っぽく写ります。近づいてきた虫たちによく目立つようにすることで、蜜のありかに誘導していると思われます。虫たちにはどのような色に見えているのか判りませんが、ハルジオンにはこのような工夫があるのです。
(画像をクリックすると拡大します。)

Mar 18, 2014 10:05 AM

ナルコユリとホウチャクソウ

2007年5月19日

野草の散策路の近くで、ナルコユリとホウチャクソウが咲いていました。両方とも花が白い筒状で、先端が緑色をしていて、よく似ています。ホウチャクソウは上部の茎が枝分かれしていますので、ナルコユリと区別できます。
鳴子とは、小さな竹筒を並べて板につけ、田畑に来る小鳥を脅す道具です。宝鐸(ホウチャク、ホウタクともいう)は、お寺のお堂の軒下にぶらさがっている、風鈴のようなものです。
鳴子も宝鐸も見たことのない人が多いと思います。鳴子は博物館の古民具コーナーで、宝鐸は大きな寺院で見ることができますので、花のイメージと比べて見てください。画像は左がナルコユリで右がホウチャクソウです。
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Mar 18, 2014 10:05 AM

スイカズラとエゴノキの花

2007年5月23日

お社の森の上側の散策路で、スイカズラとエゴノキの花を見つけました。
スイカズラ(酔葛)はツル性で、花の蜜を吸うと甘いので、「吸い葛」といわれますが、香りが素晴しい花です。香水にもなりそう? 花は2つずつ対になって咲き、白から黄色に変化します。
別名金銀花ともいわれ、解毒、解熱、消炎等に、薬効があるそうです。
エゴノキの花も良い香りがします。花が終わると、めしべを残してツバキのように花ごと地面に落ちます。地面は白いカーペトを敷いたようになり大変美しいです。エゴノキは、花や果実にサポニンを含み、泡立ちが良いため、昔は洗剤として利用されました(別名チシャノキ)。
またこの木にできる虫こぶは、エゴノネコアシアブラムシが犯人といわれています。皆さんで犯人探しをやりませんか?
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Mar 18, 2014 10:05 AM

夜眠るカタバミの葉

2007年6月13日

カタバミの葉っぱはハート形で、一方が欠けて見えることから、片喰の名がついたと云われています。葉は3枚の小葉からなる複葉で、ヤマトシジミの食草でもあります。
カタバミの小葉は、朝になると開き、夕方には閉じます。これは就眠運動といって、細胞が一時的に膨れたり縮んだりすることにより起こります。この細胞の運動が、周囲の明るさの変化によって起こるので、植物が寝たり起きたりしているように見えるのです。
このような運動をする植物は、他にネムノキ、クズ、カラスノエンドウ等があります。皆さん眠っているカタバミの葉っぱを捜してください。(画像はクリックすると拡大します)

Mar 18, 2014 10:05 AM

『南野川ふれあいの森で森で見つけたこと』

2006年6月 1日

2006年の4月から、南野川ふれあいの森の出会いの広場の掲示板に、『南野川ふれあいの森で森で見つけたこと』という用紙をぶら下げてあります。広い森ではありませんが、ここには四季折々いろいろな生き物たちが生活しています。草、木、虫、鳥、などなど・・・・・。そんな生き物たちを発見したら、ぜひお知らせしてほしいと思い、この用紙を作りました。どんなものでもかまいません。見つけたらよく見て、聞いて、匂いをかいで、触って、そして報告してください。名前がわからなくてもかまいません。その様子を書いてください。一つ一つの情報が、たまって
いくと、この森の住人がだんだん見えてくると思います。ぜひ、森を訪れたら、何か見つけてくださいね。

Mar 18, 2014 10:05 AM
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