ブログ(森でみつけたよ!)

夏の虫、秋の虫

2017年9月 8日

 虫シーズンは続いてます

 

今年の虫シーズンは終盤の時期となりましたが、

盛夏を彩る虫たちがまだまだ元気な様です。クワカミキリ.JPGクワカミキリ

今年は気候が不安定ではありましたが、平均気温が比較的低かったおかげで命の繋がった昆虫たちも少なくないのではないかと憶測しています。

IMGP2509-w.JPGのサムネール画像

 

さて…一方、バッタやコオロギなどの仲間はこれから良いシーズンとなります。↓ツチイナゴの幼虫

IMGP2499 (2).JPG

この時期ならば盛夏からの生き残りも加わるため、見られる種類も比較的増えるのではないでしょうか。

また晩夏~初秋にかけての少しの間、土壌域ではゴミムシ科や糞虫も幾らか見られる時期です。あまり注目されないのが残念ですが…(まぁ…臭いますからね…)。 

10日は佐々木洋さんをお迎えして観察会を開きます。どんなお話が聞けるのか楽しみです。(昆虫班 T)

 

Sep 8, 2017 10:11 AM

爽やかな風が吹いてきたら

2017年9月 2日

カラスウリの花.JPG

 
朝夕は、涼しくなってきました。
木々の影も少し長くなり、ツクツクボウシの
元気な声で、秋が近づいていることを感じます。
 
カラスウリも花が終わり、縞模様の実が増えて
きました。やがて真っ赤な完熟の実が、見られます。
 
今回は、この夏撮り溜めた、昆虫や植物の紹介
です(画像をクリックすると拡大します)。
 
オオカマキリ.JPG
オオカマキリです。
主に草原などに生息しています。
度重なる草刈り等の影響か、最近数が
減っています。
 
落ちセミ.JPG
力尽きて、地上に落ちたセミです。
再び空を飛ぶことは、ありません。
落ち蝉は、俳句の季語になっています。
 
羽化に失敗.JPG
羽化に失敗しました。
約7年、地中でがんばってきたのに
くやしいでしょうねえ。
 
ハエドクソウ1.JPG  ハエドクソウ3.JPG
ハエドクソウです。
1科1属1種という、珍しい植物で
白または薄桃色の小さな花をまばらに
つけます。
 
ブルーベリーの果実.JPG
ブルーベリーの果実です。
森の入り口の畑で、食べごろになって
いました。
 
マンリョウの花.JPG  マンリョウの花2.JPG
マンリョウは、小枝の先に花冠が
5裂した白い花をつけます。
実は冬に赤く熟します。この森には、
白い実をつけるものも見られます。
 
ヤブガラシ1.JPG  ヤブガラシ2.JPG
ヤブガラシです。花弁とおしべは、
開花後すぐに散りますが、花盤には
蜜があふれ、昆虫がよく集まっています。
東日本には3倍体、西日本には2倍体の
個体が多く、3倍体の個体は、実をつけ
ません。
 

紅茶 de ブレイク

 
侵入禁止.JPG
カラス侵入禁止
ある公園の管理棟の2階バルコニーの
光景です。カラスに通じるか?
 
ヤマホトトギス.JPG
ヤマホトトギスです。
生育場所が年々減っているのが、
気がかりです。

Sep 2, 2017 01:07 PM

真夏の森の生きものたち

2017年8月 6日

セミの抜け殻.JPG
 
街中では30度を超す暑さでも、森の中は
意外と涼しく、適度に湿気もあって、生きもの
たちには、快適な環境のようです。
 
南野川ふれあいの森には、沢山の種類の
生きものが棲んでいます。
これらの中には、滅多に見ることができなく
なった生きものもいます。
 
今回紹介する生きものの中には、関東では
保護が必要となっている生きものもいます
(画像をクリックすると拡大します)。
 
アカボシゴマダラ
 
アカボシゴマダラ.JPG
 
黒白のごまだら模様と、後翅のすそに
並んでいる、赤い斑点が特徴的な
チョウです。春に羽化するタイプは、
赤い斑点がありません。
住宅地では、ほとんど見かけません。
 
エゴヒゲナガゾウムシ
 
エゴヒゲナガゾウムシ・オス.JPG  エゴヒゲナガゾウムシ・メス.JPG
 
エゴヒゲナガゾウムシ・ペア.JPG
 
大きさは5ミリ前後、茶褐色で顔面が白い。
オス(上段左)は頭部側面が突き出ている。
メス(上段右)はエゴノキの果皮の内側にある
硬いタネの中に産卵します。
千葉県の絶滅危惧種Ⅱ類です。
 
エノキハツノフシ
 
エノキハツノフシ.JPG
 
エノキカイガラキジラミにより形成される
虫こぶです。
この森では今年初めて見つかりました。
遠くへの移動ができなくて、分布は局地的に
とどまるようです。
 
ニホントビナナフシ
 
ニホントビナナフシ.JPG
 
大きさは35~55ミリ、短い翅を持っていて、
飛ぶことができます。
栃木県の準絶滅危惧種です。
 
ノコギリカミキリ
 
ノコギリカミキリ.JPG
 
大きさは40ミリ前後、黒褐色で光沢が
あり、ややずんぐりしています。
触角のぎざぎざが特徴的です。
東京都の準絶滅危惧種です。
 

へぇ~知らなかった

葉っぱの温度(葉温)調節
 
ヒトは体温が上昇すると、汗をかくことにより、
体温を調節しています。
植物はどうしているでしょうか?
 
真夏の直射日光を受ける葉の表面温度は、
ヒトの体温を超えるといわれています。
植物はこの高温を下げるために、葉にある
気孔という孔から、盛んに水分を放出
します(蒸散作用)。
 
この時、気化熱が奪われるため、葉の温度の
上昇をおさえることができるというわけです。
 
 
 
 

Aug 6, 2017 10:06 AM

濃緑の森

2017年7月16日

7月の森.JPG
 
すっかり緑が濃くなった、南野川ふれあいの森です。
1haにも満たない小さな森ですが、植物を始め、
豊富な生きものたちが棲んでいます。
 
パートナーを見つけることができなかったウグイスが、
まださえずっています。
 
この時期の森では、昆虫少年垂涎の的である
カブトムシ、クワガタ、カミキリムシ等様々な
昆虫にも出会えます(画像をクリックすると拡大します)。
 
カナブン.JPG  カブトムシ.JPG
 

最近見られた植物やその他の生きもの

ツユクサ.JPG  ツユクサ・2段花.JPG
ツユクサ
早朝に開花、午後には萎んでしまう1日花です。
受粉のための昆虫が着てくれなかったときは、
自家受粉をして子孫を残します。右の画像のような
2段花もあります。
 
アオバハゴロモ・幼虫.JPG  アオバハゴロモ.JPG
アオバハゴロモの幼虫です(右は成虫)。
からだは白い綿のようなロウ物質で、被われて
います。体で軽く触れるとピョンと飛び跳ねます。
 
ネジバナ.JPG  ホタルガ.JPG
ネジバナ(左)とホタルガ(右)です
ネジバナは、小さな花が花茎の周りにらせん状に
つきます。ラン科の植物で、南野川ふれあいの森では、
初めて見つけました。
 
ホタルガは、昼間活動する蛾です。赤い頭部と翅の
白帯が目立ちます。幼虫はヒサカキの葉を食べます。
なお幼虫は毒のある分泌物を出し、触れると皮膚が
炎症を起こすことがあります。
 
エゴノキハツボフシ.JPG  エゴノネコアシ2.JPG
エゴノキハツボフシ(左)とエゴノネコアシ(右)です。
エゴノキハツボフシは、葉の主脈や葉柄などにできる
虫こぶで、南野川ふれあいの森では、初めて見つけ
ました。
右はお馴染みのエゴノネコアシです。バナナのような
形をした房室の中に卵を産みます。
 

ヘぇ~知らなかった

活性酸素と抗酸化物質
紫外線は生きもののからだに当たると、活性酸素が
発生します。
活性酸素は人間にとっても老化やガン等の原因になる
恐ろしい物質です。
そのため、私たちは様々な方法で、紫外線を防ぐ対策を
とります。
 
植物はどうしているでしょうか?
植物は光合成により、活性酸素を消去する物質「抗酸化
物質(ポリフェノールやビタミンC、E等)」を生成して、
自分達の体を紫外線から守っているのです。
光合成により、栄養分のみならず、抗酸化物質まで自家
製造できる植物たちは、すごいですね。
 

Jul 16, 2017 07:33 PM

ドクダミの花の咲く頃

2017年6月16日

どくだみ壁紙.JPG
 
南野川ふれあいの森では、ドクダミの花が
満開です。群生している花は、グランドカバーにも
良さそうです。
 
白い花びらのようなものは、苞(総苞片・そうほうへん)
といって、つぼみや芽を保護する器官です。
花は1~3センチの花穂につき、おしべとめしべだけの
花びらのない花です。
 
苞の枚数は、通常4枚ですが、5枚、6枚、八重のものや、
苞の先端がサクラの花びらのように切れ込んだものも
あります(画像をクリックすると拡大します)。
 
ドクダミ5弁.JPG  ドクダミ6弁.JPG
 
ドクダミ八重.JPG  ドクダミ切れ込み2.JPG
 

最近この森で見つけた植物

クリの花序1.JPG
 
クリの雄花1.JPG  クリの雌花1.JPG
クリの花は雌雄同株で、ハナムグリやマメコガネの
仲間がよく来ます。
雄花の花序は10~15センチで、長いおしべが
沢山あります。
雌花は花序の基部につき、将来イガになる部分の
中に3個入っています。
 
オッタチカタバミ3.JPG  オッタチカタバミ1.JPG
オッタチカタバミです。帰化植物で、花の直径は
14ミリ、地上茎は立ち上がり、高さ50センチに
達することもあります。北米原産です。
 
カタバミ・花1.JPG
カタバミです。花の直径は8ミリ、茎は地を這って
広がります。
 
ニワトコの実1.JPG  ニワトコ 花時1.JPG
ニワトコの果実です。直径4~5ミリの赤い果実を
沢山つけます。
ツグミやムクドリの仲間が食べに来ます。花は4月に
咲きます(2017・4・10撮影)。
 
 

へ~知らなかった

ドクダミの薬効(虫刺され)
ドクダミはセンブリ、ゲンノショウコと共に3大民間薬
として有名です。
様々な薬効が昔から伝えられていますが、虫刺され
にも効果があり、葉の汁を虫に刺されたところに
塗りつければ、痒みがひくそうです。
 

Jun 16, 2017 07:25 PM

エゴノキの花が咲くころ

2017年5月21日

エゴノキの花.JPG
 
エゴノキの花2.JPG  エゴの花ロード.JPG
 
南野川ふれあいの森では、エゴノキの花が満開です。
花は白色で、下向きに咲きます。
甘い香りに誘われて見上げると、シャンデリアのような
花が鈴なりになっていました。
 
花は一日花ですが、次々と咲くので、いつまでも
咲いているように見えます。
花の落ちた地面は、白いカーペットを敷いたようです。
 
この時期に南野川ふれあいの森に咲く花を、紹介
します(画像をクリックすると拡大します)。
 
ウツギの花.JPG ウツギの花2.JPG
ウツギの花です。別名ウノハナといわれ、卯月
(旧暦4月)の頃に咲くことからこの名があります。
 
この花の咲く頃、田植えを行う地域では、田植え花
とも呼ばれています。
花色は白で、小さなハナアブの仲間が群がっていました。
 
ナワシロイチゴ.JPG ナワシロイチゴ3.JPG ナワシロイチゴ2.JPG 
ナワシロイチゴの花です。名前の由来は、イネの苗を
育てる頃(苗代)に花が咲くからです。
 
花びらは、全開せず、花の先端にめしべがまとまって顔を
覗かせます。右の写真は花びらが落下した後の様子です。
 
ゴンズイの花.JPG ゴンズイの花2.JPG
ゴンズイの花です。この花をじっくり見る機会は、
あまりないかも知れません。
 
花色は淡黄緑色で、直径1センチにも満たない花ですが、
大変可愛い花です。
 
ガマズミ1.JPG ノイバラ.JPG
ガマズミ(左)とノイバラ(右)の花です。
 
この時期に咲く花は、白い花が多いです。緑が濃くなると
白い色が受粉のためにやってくる昆虫にとっては、目立つ
色だからといわれています。
 
スイカズラ.JPG
スイカズラの花です。花は2個づつ咲きます。
 
花の色は白色ですが、受粉が終ると黄色に
変るため、白と黄色の2色の花が咲いている
ように見えます。
 
 
紅茶 de ブレイク
 
オドリコソウ.JPG オドリコソウ2.JPG
 
オドリコソウの花です(29-5-5 東高根森林公園にて)。
この花の姿が、花笠を被った踊り子が、大勢で踊っている
ように見えることから、この名がつきました。
 

May 21, 2017 11:00 PM

山笑う頃

2017年5月 1日

新緑の森.JPG
 
山笑うとは、俳句の春の季語です。
山の草木が一斉に芽吹き、(山が)明るい
感じになる様子をいいます。
 
南野川ふれあいの森でも、新しい生命が
生まれ、色々な草や木の花が咲き、一年で
最も華やかなシーズンを迎えました。
この時期の森で咲く、花や生きものの営みを
紹介します(画像をクリックすると拡大します)。
 
コナラの発芽.JPG  ハリギリの発芽.JPG
新しい生命の誕生(コナラハリギリ
発芽)です。
 
シャガ.JPG
シャガの花です。シャガはたねが出来ない
植物ですが、おしべもめしべもあります。
 
ジュウニヒトエ.JPG  キランソウ.JPG
ジュウニヒトエの花です。右はキランソウで、
同じ仲間の花です(キランソウは、東高根森林公園にて
撮影)。
 
タンポポとハナアブ?.JPG  クサイチゴとハナアブ.JPG
タンポポクサイチゴです。これらの花には、色々な
昆虫が花粉や蜜を求めてやってきます。
 
エゴツルクビオトシブミ.JPG    エゴツルクビオトシブミ2.JPG
エゴツルクビオトシブミが揺籃(ゆりかご)を作って
いました。
 
オトシブミ.JPG  オトシブミ2.JPG
エゴツルクビオトシブミが作った揺籃です。
この中に卵が入っています。卵から孵った
幼虫はこのゆりかごを作っていた葉を食べて、
成長します。
 
 
紅茶 de ブレイク
 
 イカリソウ.JPG
イカリソウの花です。名前の由来は、花の形が
錨に似ているからです(東高根森林公園にて)。
 

May 17, 2017 02:15 PM

芽吹きの頃

2017年4月13日

ヤマザクラ.JPG
 
南野川ふれあいの森では、ヤマザクラが満開に
なりました。
 
毎年この頃に森の中では、一斉に芽吹きが
始まります。
鮮やかな緑色のほか、赤や茶色、銀色等、
色とりどりの芽吹いたばかりの葉を見ることが
できます。
 
赤っぽい葉は、植物が紫外線対策をしている
ためです。紫外線は人間だけでなく、植物に
とっても有害であり、その防御手段として、
ポリフェノールを作り出します。そのため葉が
赤っぽく見えるのです(画像をクリックすると
拡大します)
 
 
アラカシの新芽.JPGツタの新芽.JPG
アラカシの葉です。       ツタの葉です。
 
ヤマザクラの新芽.JPGシロダモの新芽.JPG
ヤマザクラの葉です。     シロダモの葉です。
 
ゴンズイの新芽.JPGアカメガシワの新芽.JPG
ゴンズイの葉です。       アカメガシワの葉です。
                   赤いのは葉ではなく、表面に
                   密生している細かい毛です。
 
紅茶 de ブレイク
 
アケビ雄花.JPGアケビ雌花.JPG
アケビの雄花です。       アケビの雌花です。

Apr 13, 2017 08:47 AM

春を探す

2017年4月 5日

芽吹きの森.JPG
森全体に茶色っぽさが消え、緑が広がり始めて
います。
木々の芽は、一雨ごとに大きくなり、タチツボスミレや、
ホトケノザ、モミジイチゴなどの花が咲き乱れています。
 
カナヘビも見つけました。森の近くの畑では、ナノハナが
満開です。
 
この時期、南野川ふれあいの森で見られる主な植物を
紹介します(画像をクリックすると拡大します)。
 
モミジイチゴ2.JPG
モミジイチゴの花です。
この花は下向きに咲きます。
 
サンショウ2.JPG
サンショウの新芽です。
 
タチツボスミレ1.JPG
タチツボスミレです。
 
ヒメオドリコソウ1.JPG
ヒメオドリコソウです。
 
ホトケノザ2.JPG
ホトケノザです。下唇に赤い斑点が
あります。訪花昆虫のためのガイド
マークです(ヒメオドリコソウも同じです)。
 
ハリギリ2.JPG
ハリギリの新芽です。おいしい山菜として、
人気があります。
 
カナヘビ1.JPG
小さなカナヘビを見つけました。
今年卵から孵った幼体のようです。
 
紅茶 de ブレイク
 
ナガミヒナゲシ2.JPG  キブシ2.JPG
ナガミヒナゲシとキブシの花です。
東高根森林公園にて
 
 
 

Apr 5, 2017 10:51 AM

南野川ふれあいの森に春が来た

2017年3月 2日

ギンヨウアカシア.JPG
 
3月に入り、晴れた日には日差しも強くなって、
春らしくなってきました。
南野川ふれあいの森の近くの民家では、
ギンヨウアカシアの花が満開です。
 
春先に咲く野の花は、小さな花が多いです。
小さな花は、まとまって咲くことで、昆虫にその
存在をアピールしているようです。
 
南野川ふれあいの森を歩くと、至るところで
小さな春を感じることができます(画像をクリック
すると拡大します)。
 
ナズナ.JPG
ナズナです。別名ペンペングサ
 
ヒイラギナンテン.JPG
ヒイラギナンテンです。この花は
おしべを軽く突くと、おしべはめしべのほう
寄って行きます。
 
ウグイスカグラ.JPG
ウグイスカグラです。今が見ごろです。
 
ブロッコリーの花.JPG
ブロッコリーの花です。森のお隣の
畑で見かけました。
 
アオキのつぼみ.JPG
アオキのつぼみです。丸いつぶつぶが
花になります。
 
ニワトコのつぼみ.JPG
ニワトコのつぼみです。ブロッコリーに
そっくりです。
 
紅茶 de ブレイク
 
山桜のヤニ.JPG
これはヤマザクラのヤニです。
琥珀色でキラキラ光っていて、
宝石のようでした。

Mar 2, 2017 12:10 PM
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