ウノハナとアワフキムシ
2018年5月25日 森
ウノハナ(ウツギ)は、童謡「夏は来ぬ}で歌われるように、
初夏の風物詩とされてきました。
この花が咲くころ、南野川では林縁などで、アワフキムシを
見かけます。
アワフキムシは、幼虫が泡を作るカメムシの仲間です。
この泡はとても丈夫で、雨や風で吹き飛ばされることはなく、
幼虫は泡の中に隠れていることで、アリなどの捕食者から
身を守ることができるすぐれものです(画像をクリックすると
拡大します)。
白い泡は、ビールの泡と同じ原理で、
光を乱反射するので、白く見えます。
泡の中で何かが動きました。
赤と黒のツートンカラーの幼虫が
見えます。
泡の中から幼虫が出てきました。
シロオビアワフキの幼虫のようです。
どうして泡の中から出てきたのか、
理由は判りません。
この時期観られた花
スイカズラの花です。
この花は、受粉が終ると花弁が黄色くなります。
ナワシロイチゴの花です。
濃いピンクの花が美しい。大部分のイチゴの花は、
白か黄色でピンクの花の咲くイチゴは少ないです。
クリの花です。
花は虫媒花で、虫を呼ぶため強くて青臭い匂いを
発散させます。
虫はこの匂いがたまらないらしく、ハナムグリやカツオブシ
ムシ、コメツキムシの仲間が群がってました。
May 25, 2018 08:19 AM
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