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たねは何処へ行くのか(その2)

2015年12月10日 森
紅葉する森.JPG
 
12月に入り、朝夕はめっきり寒くなり、
南野川ふれあいの森でも紅葉が目立つ
ようになってきました。
 
今回は、風を利用してタネを遠くへ運ぶ
方法(風散布)を選んだ植物の紹介です。
 
風を利用する場合、鳥による被食散布より、
さらに親植物の望む場所への、タネの着地の
確率は低くなります。その為、風散布を選んだ
植物は、タネをたくさん作ることで確率の低さを
カバーしようとします。
 
さらにより遠くへタネを運んでもらう為、
強い風が吹くまでタネの散布を、辛抱強く
待ちます(画像をクリックすると拡大します)。
 
ノゲシ
 
ノゲシの冠毛1512.JPG  ノゲシ1512.JPG
画像は冠毛(左)と花(右)です。
本来は春の植物ですが、ほとんど年中花が
咲いています。綿のようなフワフワした冠毛を
持っていて、強い風が吹くのを待っています。
 
センニンソウ
 
センニンソウの冠毛1512.JPG  センニンソウの花1512.JPG
画像は冠毛(左)と花(右)です。
めしべの先端が渦巻き状のふわふわした羽毛の
ようになり、タネは風で運ばれます。この羽毛を
仙人のヒゲに見立てて、この名がつきました。
 
セイタカアワダチソウ
 
セイタカアワダチソウ・冠毛1512.JPG  セイタカアワダチソウ1512.JPG
 
セイタカアワダチソウの冠毛.JPG  セイタカアワダチソウ冠毛5.JPG
画像は冠毛(左上)と花(右上)
冠毛の拡大(左下、右下)です。
1本の花茎から大量のタネができ、その
繁殖力の凄さは折り紙つきです。
タネは軽く、風で運ばれますが、一部は衣服や
動物の毛に付着して散布されます。
 
ケヤキ
 
ケヤキの着果短枝1512.JPG  ケヤキの着果短枝・2.JPG
 
タネは小枝についたまま(着果短枝といいます)、
風に乗ってくるくる回りながら飛んで行きます。
一本の大木には、20万個のタネが出来るとの説も
ありますが、ほとんどのタネは、発芽しても1年以内に
枯れてしまいます。
 

紅茶 de ブレイク

 
アカボシゴマダラ・脱皮殻1512.JPG  アカボシゴマダラ脱皮柄1512.JPG
アカボシゴマダラの脱皮殻です。冬が来る前に、
成虫になれたようです。寒くてえさのない冬を
どのようにして乗り切るのでしょうか?
Dec 10, 2015 02:52 PM