Home  » ブログ  » 森でみつけたよ!  »  風まかせの種子散布

風まかせの種子散布

2015年1月10日 森
1500富士山.JPG
 
新しい年が始まりました。
今年もよろしくお願いいたします。
 
風に種子散布を依存するタイプの植物は、
種子を遠くへ運んでもらえますが、どこに
着地できるかわからないという、ハンディが
あります。
 
そのため、風散布をする植物は、
①できるだけ遠くへ運んでもらいたいため、
 種子は小さく軽くなっています。
②小さな種子は栄養物も少ないため、発芽率が
 低くなるという欠点があります。
③低い発芽率をたくさんの種子を作ることで、
 カバーする戦略を採っています。
 
たとえばタンポポは、小さな花が集まって一つの
大きな花(頭花)を作っていますが、一つの頭花に
出来る種子は200個にもなるそうです。
 
南野川ふれあいの森で見られる、風散布を行う
主な植物を紹介します(画像をクリックすると
拡大します)。
 
コウヤボウキの冠毛1501.JPGコウヤボウキの花1500.JPG
 
コウヤボウキの冠毛と花(花の撮影は10月24日)です。
冠毛に比べ種子が大きく、あまり遠くへは運ばれ
ません。
 
 ツワブキの冠毛1502.JPGツワブキ1500.JPG
 
ツワブキの冠毛と花(花の撮影は11月2日)です。
コウヤボウキと同じく、種子が大きいので、親株の
近くに着地することが多いです。
 
ノゲシの冠毛1501.JPGノゲシ1500.JPG
 
ノゲシの冠毛と花(花の撮影は8月1日)です。
ノゲシの花期は4月~8月位ですが、最近はほぼ
年中見られる場所が多くなっています。
種子は風にのって遠くまで運ばれます。
 
着果短枝1500.JPG着果短枝1501.JPG
 
 
ケヤキの種子(着果短枝)
ケヤキの普通の葉っぱは秋に落葉します。
しかし小枝の先端にある小さな葉っぱ(苞葉)は、
種子をつけた小枝ごと風に運ばれます(画像左)。
着地後も風が吹くとコロコロ転がって行きます。
この小枝のことを着果短枝と呼びます。
 
 
 
Jan 10, 2015 10:19 AM