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梅雨時閑話

2014年7月10日 森
トゲトゲしい生き方
 
トゲは幹や樹皮、茎、枝、葉などが変化したもので、
ヒイラギの葉の鋸歯やクリのイガ等もトゲの仲間と
云えます。
 
・植物がトゲを持つ理由として、動物等の捕食から
 身を守る。
・つる植物等では、他の植物に絡まり易い。
 等が考えられます。
トゲは私たちが森の中を散策するとき、引っかき傷の
原因になるやっかいなシロモノです。
 
この森で見られるトゲを持つ植物は、
サルトリイバラ、サンショウ、タラノキ、ノイバラ、ハリギリ、
モミジイチゴ、クサイチゴ、ヒイラギの葉、ヤマウコギ、
クリのイガ等があります。
その中で最もトゲトゲしい奴は、「ハリギリの幼木」です。
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ハリギリのトゲ.JPG
ハリギリの新芽は大変おいしい山菜です。
人間以外でも大型の哺乳動物にとっても
魅力あるゴチソウです。
食べつくされないよう、厳重にトゲでガード
しています。
 
栗のイガ.JPG
クリのイガは、総苞が変化したものです。
イガは熟す前の実を動物等に食べられ
ないよう、守っています。
 
したたかな花「ツユクサ」
 
ツユクサは、朝開き、夕方には萎んでしまう
一日花です。しかも蜜を出さないため、一般の
花に比べると、虫による受粉のチャンスに
大きなハンデイがあります。
 
このハンデイをカバーするため、ツユクサは
機能の異なる3種類のおしべを持っています。
 
上段の3個のおしべ~虫を呼び込む役割を
担っていて、目立つ色をしていますが、花粉は
出しません。
下段の2個のおしべ~本来のおしべの機能を
持ち、花粉を出し虫媒による送粉を行います。
中段の1個のおしべ~花粉を出します。
花が萎む前にめしべは巻き上がり、このおしべに
めしべの柱頭がくっつくので、自家受粉専用の
おしべではないかと思っています。
 
ツユクサ.JPGツユクサ・3種のおしべ.JPG
 
Jul 10, 2014 03:10 PM